更新日:2025年04月25日 16:17
ライフ

「年間200食」フライドポテトを食べる男性を直撃。健康診断の結果、体重の変化を教えてもらった

飽食の時代、寿司・焼肉・カレー・スイーツなど、あらゆるものが好きな時に食べられる日本。そんな状況にあって、徹底的に同じものを食べる人も存在する。 フライドポテトを年間200食、累計では「8年で、1600食以上300店舗以上」食べてきたという、フライドポテトマニアのポテトマン山下氏もその一人。 フライドポテトにハマった経緯、健康診断や体調に問題はないのか、本人を直撃した。さらに、手軽に足を運べるチェーン店でのおすすめも教えてもらったので、最後までお見逃しなく。
ポテトマン山下氏

ポテトマン山下氏

“芋のジャンル”のマニア枠が空いていることに気づく

筆者もそうだが、フライドポテトが大好きな人は多いはずだ。たとえばマクドナルドのポテトを無性に食べたくなることが度々ある。 山下氏も、かつては一介のフライドポテト好きであったが、その愛が一般人より“かなり強い”と自覚したのが、2017年ごろだったという。 「当時、ポテトを売るメーカーで仕事をしていたこともあり、しょっちゅう食べていました。普通なら飽きると思いますが、私は一向に飽きることなく、ずっと好きだったんです。仕事として割り切ることもなく、ポテトを食べ続けられたんです」 マツコ・デラックスが山下氏を「令和のポテト王」と称したが、それにも確固たる理由があった。 「食べたポテトや探し当てたお店、そしてポテトに関する豆知識をSNSに投稿していました。バズる投稿も結構あって、『こうやって私の発信を楽しんでくれる人も多いんだな』と感じるようになりました。世の中、マニアはたくさんいますが、“芋のジャンル”は空いていたんです。もちろん詳しい方はいますけど、積極的に発信している人はいなかったこともあり、やってみようと思いました」

自分の店を開くまでの紆余曲折

ポテトマン山下氏

フリッツ・ブルージュ

2021年にフライドポテト専門店「フリッツ・ブルージュ」を開業。だが、順風満帆ではなく、いくつものハードルを越える必要があった。 「店舗ビジネスは初めてで、自己資金をはたいて銀行からも借りました。開店したのがコロナ禍の真っ最中だったこともあり、銀行からも思ったほどの融資がもらえず……。やむなく、かなりの部分をDIYで作りました。もちろん、内装などのノウハウはありませんから、ひとつずつ調べながら作業するため、かなりの時間と労力を費やしました。一人での作業ですし、初心者ゆえクオリティも高くはないので、メンタル的にも大変でしたね」 それでも開店までこぎつけた原動力は、取り扱うのが大好きなポテトだからだろう。 「当時勤めていたメーカーはベルギーの会社なのですが、現地で出会ったフライドポテトの美味しさに衝撃を受けました。見た目は日本で見かけるフライドポテトにも似ているんですが、食べてみると風味も食感も全く違うんですよ。その感動を日本にも伝えたいという気持ちが強くて。あとは勢いです(笑)」
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「3食ポテト」生活…気になる健康診断の結果は?
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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