満員電車で“強烈な香水の匂い”に辟易。迷惑な相手にも「“揉めたら面倒くさい”からなにも言えない」現実
移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。
富田虎太郎さん(仮名・20代)は、いつものように会社に向かうため、通勤電車に乗り込んだ。
「朝の通勤電車って、立っているというより“もはや物体として詰め込まれている”感覚ですよね」
車内へとなだれ込んだ瞬間、富田さんの右隣から“強烈な香水の匂い”が襲ってきたという。
「ツンとくる感じで、思わず顔をそむけたくなりましたが、身動きなんて取れるはずもありません」
目線だけで確認したが、“悪意はなさそう”だった。
「だからこそモヤモヤしました。こっちは必死に耐えているんだから、もう少し周囲のことを意識したらどうなんだと思いましたね」
しばらくすると、相手の肘が脇腹にぐいぐいと強く当たっていたという。
「我慢の限界……。その人は、自分のスペースを確保したいのか、もはや周りのことなど考えていないようでした。でも、“揉めたら面倒くさい”じゃないですか。だから、文句も言えなかったんです」
そして、富田さんは相手とふと目が合った。しかし、無表情のまま視線を反らされ、“なにもなかったかのような”態度に腹が立ったという。
「周りの人たちも、もちろんなにも言いません」
駅に着き、ようやく車外に出たときの空気が、異様においしく感じたそうだ。ただし、体に染みついた匂いと、肘の感触はしばらく消えなかったと富田さんは不満をあらわにする。
「結局、なにも言えなかった自分に一番ムカついているのかもしれません」
ツンとくる“強烈な香水の匂い”

※写真はイメージです。以下同
“揉めたら面倒くさい”からなにも言えなかった
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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