元ディーラー営業マンが「洗車機で洗うと傷がつく」の真相を暴露。クルマに優しい洗い方のコツとは
愛車をきれいにすることは、一番簡単なメンテナンスであると言われています。とはいえ、大きなクルマを手洗いするのは時間的にも体力的にも大変なので、洗車機を使って時短しようと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、友人・知人から「洗車機で洗うと傷つくよ」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。今回はディーラー勤務経験のある筆者が、洗車に関する豆知識をご紹介します。
一昔前の洗車機は、確かに傷がつきやすかったです。その理由は、クルマを洗うブラシにありました。使われている素材が硬かったからです。
また、洗車機の制御も今ほど正確ではないので、クルマの形に合わせた洗い方というのがされていないものもありました。強い力かつ硬いブラシでクルマを洗うことにより、傷がつきやすかったのです。
ただ、現在のガソリンスタンドなどに設置されている洗車機は、コンピューター制御がされているので、クルマの形にあった洗車をしてくれます。ブラシもスポンジや布製の柔らかいものに置き換わっていますので、手洗いをしているような感覚でクルマを洗うことができます。
最新式の洗車機の場合、ブラシではなく水圧でクルマを洗うノンブラシ洗車機というのも登場するなど、洗車機を取り巻く環境が大きく変わってきています。
クルマを大切にするなら絶対に手洗いだ、という方も少なくありません。しかし、クルマの洗い方によっては手洗い洗車の方が傷もつきやすいですし、落としにくい汚れが付着することだってあります。
街中を走るクルマで、ボディに円を描くような丸い傷や、縦横に無数の線傷がついているのを見たことがあるかもしれません。
これは間違った洗い方をされてしまった可能性が高いです。
また、洗いっぱなしで水滴を拭き取らないと水シミができてしまうこともあります。そのような状態になってしまうくらいなら、洗車機を使ったほうがきれいになると筆者は考えます。
「洗車機で車を洗うと傷がつく」は過去の話

※写真はイメージです。以下同
間違った手洗い洗車こそ傷の原因になることも
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埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
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