「部屋が汚い人」にありがちな“NG習慣“とは…清掃員が語る「片付けできない人の落とし穴」
自宅や実家の「片付け」がブームと呼べるほどになって久しい。一方で、汚部屋といった言葉がメディアを賑わせ、片付けの特集番組もしばしば見かけるが、挫折する人が少なくないことの表れなのだろう。
「実は、片付けには成功の法則があります」と言うのは、ゴミ屋敷片付けの専門業者(株)ウインドクリエイティブの代表取締役・二見文直さん。創業10年足らずながら、2万軒以上の片付けを手掛けてきた、その道の第一人者だ。
今回は、著書『捨てるコツ』(ダイヤモンド社)もある二見さんに、挫折しない片付けの秘訣をうかがった。
——数年前から「コロナ禍でゴミ屋敷が増えた」という報道が目立ちました。実際に、ゴミ屋敷の増加は最近の傾向なのでしょうか?
二見文直(以下、二見):実態はそうではありません。ゴミ屋敷はそれ以前からたくさんあったのが、「コロナ禍で顕在化した」というのが正しいです。リモートワークが一気に普及してオンラインコミュニケーションが当たり前になり、ウーバーイーツで出前を頼む人も増えて、「今の部屋は人に見せられない」と焦った人たちが増えたというのが実情といえます。
今はその反動なのか、「ごみ1つ落ちていない部屋が正義」みたいな風潮も一部ではあるようです。ですが、私からすれば自分の部屋にモノが少しくらい散らかっていても、「当人がストレスを感じていないのなら別にかまわないのでは?」というスタンスです。
もしこれがストレスになっていたり、家族の迷惑になっているのなら、本気で片付けを考えることをおすすめします。まずはその決心が肝心で、それがないと始まりません。
——整理収納のプロのアドバイスで「最初にモノを仕分けせよ」とよく聞きますが、やはりそこからですか?
二見:実は、それはうまくいかないことが多いです。そもそも、モノがあふれて仕分けするためのスペースがない部屋は少なくありません。それに、これは使うか使わないか、たまになら使うか、などを判断する心理的負担が増えてしまいます。
大切なことは「とにかく不要とみなしたものは即捨てること」です。捨てるというのは、手にとった不要物をそのままゴミ袋に入れてしまうのです。初動の段階では、これ以外のことは考えないでください。「これは売れるかも」「欲しい人に譲れるかも」といったこともなしです。
なぜ捨てるのかといえば、空きスペースをつくるためです。そうして初めて、仕分けができるようになります。それに、使っていなかった収納ケースがごみ山の奥から出てきたり、「こんな大きい食器棚は必要ないじゃない」といったことに気づくこともできます。
きれいな部屋が「正義」というわけではない

YouTubeチャンネル「イーブイ片付けチャンネル」より引用
不要なモノはゴミ袋に直行させる
ライター、写真家、ボードゲームクリエイター。ちょっとユニークな職業人生を送る人々が目下の関心領域。そのほか、歴史、アート、健康、仕事術、トラベルなど興味の対象は幅広く、記事として書く分野は多岐にわたる。Instagram:@happysuzuki
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