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“レズビアン告白”で話題の女性アイドルを直撃。複雑すぎる家庭環境…「刑事が20人くらい入ってきた」ことも

 ヘヴィメタルバンドと見紛うような、ド派手な髪型や服装で目を引く異色のアイドルがいる。東京サイコパスだ。メンバーの白亜御前さんは、3年ほど前に自身のInstagramでレズビアンであることを告白し、ファンの間で話題になった。腕から胸元までに刺青を宿す彼女の半生に迫った。
白亜御前さん

白亜御前さん

カミングアウト時の心境は?

――白亜さんはご自身がレズビアンであることを告白されましたが、現役アイドルが自らのセクシャリティを告白するのは勇気が要ることだったと思います。 白亜御前:怖さがまったくなかったわけではありません。ただ、私にとっては上京するまでのほうが辛いものでした。生まれ育った大分県は、東京に比べてコミュニティが狭く、女性が好きであることを誰にも言えない雰囲気がありました。中学生のとき、女性の担任教師への感情が単なる年上への憧れではないと自覚したときも、思いを告げるなんてできませんでした。人は結局、みたいようにしか他人のことを見ないので、どう解釈されてどんな風に広まるかわからないからです。

“違和感”が原因で高校に馴染めず

――高校を中退してまで上京した理由は、ご自身のセクシャリティが関係しますか。 白亜御前:そうですね。中学時代から続けていた陸上の推薦で高校に入学したのですが、正直、馴染むことができませんでした。怪我をして走れない時期があり、また女子がみんな男子のことを好きになる前提で青春を謳歌しているのも、違和感があったんです。そんな折、東京で行われたレディ・ガガのライブに運よく行くことができたんです。そのスケールの大きさに心を奪われて、「もっと大きな都市に行きたい」と思いました。当時、誰にも打ち明けられないセクシャリティに悩んでいた私にとって、東京に行けば同じような悩みを抱えた人がいるだろうということが救いだったかもしれません。
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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