外国人留学生への「生活費支援見直し」を賞賛する日本人のヤバさ。「大学のレベルが低い国」の末路とは
―[貧困東大生・布施川天馬]―
6月26日、文部科学省から「日本の博士課程に進学する学生に対する経済支援制度について、生活費を留学生には支給しない方針」が示されました。
対象は日本人学生に限定される方向で見直される見通しです。
現在、受給者の40%程度を占める留学生。生活費として支援されるのは240万円とされており、毎月20万円ほど支援がなくなる計算になります。
博士課程の学生は、求められる専門的知識・技能のレベルが非常に高い一方で、職業的に不安定であり、経済的にも困窮するケースが多い。
私の知り合いにも「経済的に不安定である」と、大学院進学をあきらめ、一般企業に就職した方がいます。
研究費に関しては日本人・留学生双方に支援が継続されるとのことですが、おそらく博士課程への進学動機は薄れることでしょう。

※画像はイメージです
博士課程への進学がどれほど大変か
「研究なんかより就職」な国
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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