中学受験「問題難易度のインフレ」が止まらない。“20年前の開成中の問題”は「偏差値50でも解けて当たり前」に
―[貧困東大生・布施川天馬]―
誰もが「お金を払うなら、それなりの価値があってほしい」と感じるはず。
100円均一ショップが成立するのは、100円にしては十分なクオリティと品ぞろえを誇るから。
仮に、100均の商品をひとつ1万円で売り出したら、レビュー欄は大荒れで炎上間違いなしでしょう。
家具販売で有名なニトリのコピーは「お、値段以上。」ですが、これは価格以上の品質を提供し、顧客満足度を高めんとする姿勢が表れています。
こちらも「値段以上」だからうれしいのであり、「値段以下」なら誰も手に取らなくなってしまうはず。

じゅそうけん合同会社代表・伊藤滉一郎氏
都内を中心に加熱する中学受験ブーム
「20年前の開成レベル」は解けて当たり前に
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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