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2025年「ゲーム業界の明暗」を振り返る。Switch2ヒットの裏で、今年も起きたゲームアプリの“早すぎる撤退”

 2025年もあと1ヶ月と少し。「新語・流行語大賞」や「今年の漢字」など1年を振り返る企画が動き始めました。というわけで今回は、2025年、ゲーム業界の明るいニュース&暗いニュースを振り返っていきたいと思います。  まずはポジティブな話題といえば、6月5日に発売された新ハード「Nintendo Switch 2」のヒット。11月4日の任天堂中間期決算によると、発売から約4ヶ月で1000万台を突破、予想販売数量も2026年3月までに1900万台へと上方修正されました。任天堂のハードは代々当たり外れが大きい印象がありますが、初代Switchの成功をうまく後継機につなげた形です。
SWITCH2

早くも1000万台を超えたSwitch 2の好調を発表する任天堂の公式サイト

 もうひとつ明るいニュースとしては、11月3日に発表された秋の叙勲で、堀井雄二さんが旭日小綬章を受章しました。ゲーム作家では初ということで、テレビゲームが文化として認められた証といえるかもしれません。

弱肉強食!? あの老舗ゲームメーカーが買収

アサシンクリード

『アサシンクリード』でおなじみのユービーアイソフト公式サイト

 一方で、ゲーム業界の今後を決して楽観できないニュースもありました。まずは“呑み込まれる老舗ゲームメーカー”。  3月27日には『アサシンクリード』でおなじみのユービーアイソフトが、中国のゲーム最大手テンセントから約11億6000万ユーロの出資を受け、『アサシンクリード』『ファークライ』を始めとする看板ブランドの開発を統括する子会社を設立。この子会社の25%をテンセントが保有する体制になったというアナウンスがありました。  昨年末からテンセントに買収されるという噂が取りざたされてきたユービーアイソフト。今回はひとまず完全買収ではありませんでしたが……。  また、9月29日には、『Apex Legends』『バトルフィールド』『EAスポーツ』で知られるエレクトロニック・アーツ(EA)が、サウジアラビアの政府系ファンド・PIFなど複数の投資会社に約550億ドルで買収され、株式を非公開化することが発表されました。2026年はこうした買収や再編の動きが日本にも波及するかもしれません。
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“光速サ終”の悲劇
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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