「別れる彼女への手紙を書け」医学部入試で出題されたワケ。ミスマッチに見える問いに込められた“医学教育の狙い”とは
―[貧困東大生・布施川天馬]―
「私は、バカと話したくないから医学部に行きました」
以前取材した、ある現役医学部生の方から放たれた一言でした。
彼の言う「バカ」とは「論理的思考力がなく、知識量も乏しく、知的好奇心もない上に、その場限りの感情に振り回されて生きる人」。
「感情的より合理的」とまとめれば聞こえはよくても、誰もかれもが合理的な判断を下し続けられるわけではない上に、感情と人間の判断は切っても切れない関係にあるのですから、実質的に叶えることは不可能な願望です。
ですが、彼は中学受験で都内有名校に進学し、「バカのいない環境」を手に入れた。合理的な思考が根強い彼は、「この心地よい環境を維持したい」と考えて、都内の某国立医学部へ進学したそうです。
しかし、そこで直面したのは「臨床医になれば、必然的に自分より思考力・知識量・対応力などが低い患者のケアに終始せざるを得なくなる」現実。
現在、彼はより「バカ」の少ない環境を探して、toBビジネスを展開する大手企業の就活を考えているそう。

※画像はイメージです
2014年愛知医科大学の小論文問題
「別れの手紙」が受験生に問いかけていること
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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