仕事

「上司から評価が高い人ほど伸び悩む」理由。元銀座No.1ホステスが見た“仕事ができない”瞬間

上司からの評価が高く、「仕事ができそう」と思われている人ほど、なぜか結果が伸び悩むことがあります。 「月末のノルマまであと〇〇万円」 「この1件を逃したら、評価が下がる」 このように、評価を気にするあまり、売上や成績といった「数字」に意識が向きすぎてしまうからです。 でも実は、上司からの評価、ひいては数字を気にしすぎる人ほど、仕事ができなくなり、稼げなくなっていくとしたらーー私自身、昼は営業職、夜は銀座のホステスとして働く中で、この違和感に気づきました。 本当に結果を出している人ほど、仕事中に評価や数字を気にしていないように思います。どういうことなのか、今日はその意味をお話しします。
山崎みほ

山崎みほ

アスリートの「自分のプレーをするだけ」の意味

アスリートの試合前のインタビューで「自分のプレーをするだけです」という言葉をよく耳にしませんか? この言葉はただ響きがかっこいいだけではありません。実はとても合理的です。 試合中に、監督や観客の視線や、点数・残り時間・ライバルの成績などの数字を気にしていたら、当然、プレーに集中できなくなり、パフォーマンスが下がってしまいます。 だからこそ、日ごろのトレーニングや戦略の立案など、やれることをやり切ったら、試合中は周りの目や数字は気にせず、自分のプレーに集中する―。それが大切なのだと、わかっているのだと思います。 これはスポーツのみならず、仕事でも同じだと思っています。

一晩で“6日分の売上”を上げるメンタル管理術

夜の世界にいた頃、昼は正社員で働きながら、週1~2日だけの出勤でナンバーワンを目指していたことがありました。 普通に考えたら、なかなか無理のある話です。 他の女の子が6日かけてつくる売上を、私は1日でつくらなければいけません。 1週間ぶりに出勤し、売上のランキングを見ると、現時点で1位の女の子が私よりはるかに大きな売上を上げています。 それを一晩で超えなくてはと冷静に計算しはじめたら、「できるはずない…」とあきらめモードになって、営業メールを打つ手も止まってしまう。 接客中も、他の席で高価なシャンパンがあいているのが気になってしまったり、売上で頭がいっぱいになると、余裕がなくなり、上の空になり、お客様に焦りが伝わってしまいます。これではお客様に楽しんでいただけるはずがなく、数字にもつながりません。 そのため、仕事中はとにかく他の席や数字を気にしすぎないことを意識していました。 夜の世界では、目の前のお客様にいかに楽しんでいただき、気持ちよくお金を使っていただけるかどうかがすべて――さっと周りの動向や数字に目を通したら、あとはただ目の前の仕事――営業メールや接客に集中する。その結果、売上が増え、少ない出勤でもナンバーワンになることができました。 どんなに焦っても、お客様の使ってくださる金額も、ライバルの売上も、自分がコントロールすることはできません。結局は、今できることを精一杯やるしかないのです。
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伸び悩む人の共通点は昼のビジネスも同じ
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経済レポーター。証券外務員一種/行動心理士。 株式投資情報のレポーターとして、上場企業の取材記事や経済ニュースを執筆。Yahoo!ファイナンス、YouTube等メディアでは上場企業社長のインタビューも行う。また、銀座の高級クラブでホステスとしても勤務、心理学と行動経済学の知識を基にNo.1を獲得。経済レポーターの深い洞察力と人気ホステスとして培った対人関係術を融合し、夜の世界では1日40組、昼間の営業職では成約率90%の成績を上げるなど、昼夜問わず結果を出すスタイルを築いている。Xアカウント:@mihoy001
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