東京大学が「合格基準が不透明な推薦システム」にこだわるワケ。「関東のお金持ちばっかり問題」解決の一手となるか
―[貧困東大生・布施川天馬]―
2026年2月11日、衝撃的なニュースが受験業界を駆け巡りました。
その日に発表された東大推薦入試の合格者に、「合格確実」とされたある学生の受験番号がなかったためでした。
その学生は、日本でも数十年にひとりいるかいないかというレベルの、非常に高い実績を携えたにもかかわらず、東大推薦では選ばれなかったのです。
Xを中心とするインターネット上では議論が紛糾。特に、理系学生や理系出身者らは猛反発し、「東大推薦に価値はない」とまで言わしめるほどに。
確かに、圧倒的な実績を携えた学生が合格できなかった今回の騒動は、私にとっても非常にショッキングでした。
私自身、昨年より東大入試を様々な観点から研究しており、東大推薦に関する研究調査も行っていたためです。
ただ、一方で、「東大推薦の選抜機構は、おそらく正常に機能している」と判断できるような要素もあったように感じます。
昨今の大学は一般入試の割合が50%程にとどまっており、恐らく今後は推薦入試がより勢いを増すと予想されますが、今回は「推薦入試システムと選抜機構」について、独自調査を基に明らかになった内容を基に、私の予想も踏まえてお伝えします。

※画像はイメージです
推薦と一般の違い
推薦システムの“真の狙い”を予想
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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