大学の“推薦重視”は「お金持ち優遇のシステムだ」貧困東大生が苦言
―[貧困東大生・布施川天馬]―
ペーパーテストの軽視、ホントにいいの?
みなさんは、大学受験というと、どんなイメージを持ちますか? ご自身が受験された方なら、特に勉強ばかりして苦しんで入った思い出がある人もいらっしゃるでしょう。
これまでの大学受験の本道は、ペーパーテスト、いわゆる一般入試受験でした。ですが、2023年現在では、面接によって合否を決める推薦入試の比率が50%を超えるなど、ペーパーテスト型はむしろマイノリティになってきています。
今の大学受験は、確実に富裕層有利に傾いています。AO推薦型入試は、明らかにお金持ちを優遇した受験システムです。なぜならば、AO推薦型入試で求められる「人と違う体験」や「英語を使う能力」は、明らかに富裕層の子どもたちのほうが得る機会が多いであろうからです。
先日、10月20日に「今の大学受験がAO推薦へ傾いている」として、ABEMA Primeに出演する機会がありました。私は、「貧乏な境遇から受験によって自身のキャリアを作り替えた」立場での出演でした。
今回は、こちらで述べた意見を交えつつ、ペーパーテストを軽視する風潮に疑問を提示していきます。
AO推薦入試が富裕層優遇といえる理由
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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