急増する“大学入試の年内化”は「貧困層だけにデメリットがある」理由。“一部の学生”だけが有利な状況に
―[貧困東大生・布施川天馬]―
みなさんは2月にどんなイメージを持ちますか?私にとっては「戦いの季節」。教育に関わる人ならば、受験戦争が強く印象づいているのでは。
中学、高校、大学受験のほとんどの本番が1月後半から2月までに集中しているからです。
ただ、これももはや「古いイメージ」になりつつあることをご存じでしょうか?いわゆる「推薦入試」と呼ばれる学校推薦型・総合型選抜入試は、大抵12月までに合否が確定することから「年内入試」と呼ばれます。
もしかすると、いま30代後半より上の方からすれば「推薦入試」=「少数派」と思われるかもしれません。現実は真逆です。いまや、「テストを解いて入学する」方が、マイノリティ。

東洋大学は「学校推薦入試 基礎学力テスト型」を実施 竹澤宏 – stock.adobe.com
大学入学者の過半数が推薦入試に
授業のペースでは受験に臨めない理科社会
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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