街コン運営関係者が語る、勝利の秘訣とは?
―[今さら聞けない[街コン]攻略法]―
いまや、全国各地で毎週10~20件の街コンが開催されている。昨年から着実にその過熱ぶりに拍車がかかり、さまざまな変化が生じてきた街コン。いかにすれば楽しむことができるのか!? 参加者の声をもとにSPA!がその最新事情と攻略法を探った!
◆街コンもコミュニケーションが大事であることに変わりはない
「街コンに本気で出会いを求めている女性は多くいます。普段異性との出会いがない人は、ぜひ、街コンを活用すべきです」
と語るのは、自身も街コン取材をした経験を持つ、コミュニケーション専門家・植田愛美氏だ。最近では街コンの盛り上げ方などの考案を頼まれることもあるという。
「最近は、Jリーグの観戦がついたものなど趣味系街コンも増えています。多少遠征してでも、共通の話題・趣味を持った人が集まる場所をピンポイントで狙うのもひとつのテ。コミュニケーションをとるキッカケがあることが大事です。それでも共通の話題がない場合は、素直に『初めて参加するので緊張してます』と言ってもよいですし、相手がつまらなそうにしていれば『何だかつまらないよね』と言うのもあり。共感が生まれれば、それが会話の糸口になり、会話も弾む。そうすれば、連絡先を聞いたり、2次会に誘ったりするチャンスに繫がりますよ」
また、一人参加では楽しめない人が多かったということに配慮し、運営側も男女ともに2人組を申し込みの条件にするところが増えた最近の街コン。そのため、友人とのコンビネーションが大事だ。
「参加人数が多いものだと、好みの女性を探すだけで制限時間を使い切ってしまう場合も多い。そこで、チームを組んだ人海戦術がオススメ。複数で参加して、別会場にいる仲間と連絡を取り合うなどネットワークを駆使。『この店にかわいいコがいる』など情報交換をすれば無駄が省けます。そのとき注意したいのが、スタート時の店が一緒にならないようペアごとに別々で申し込むこと。1店舗目は、運営側が世代別に分けていることも多いようなので、年齢に多少バラつきを持たせたチーム編成だとよりベター。また30代後半と20代後半みたいに年齢の離れたペアだと、幅が広がるので相手の年齢層に合わせた話題提供ができるというのも大きいです。複数参加が難しければ、スタッフと仲良くなるのも成功の近道! 他店舗の状況などを教えてもらえる場合もある」
そして、街コンは合コンと違い、相手の細かな事前情報を得る術がないぶん、第一印象も外せない。
「第一印象というのはわずか10秒前後で決まってしまうと言われています。短時間で狙いを絞らなければならないぶん、その後の流れを決めるは外見要素が大きい。もし私服のセンスにあまり自信がなければ、夜開催される街コンに、スーツで参加するのがいいと思います。昼開催だと浮いてしまうこともありますが、夜なら仕事帰りということにすればいいし、男性のスーツ姿は女子にとってはテッパンです。きちんと磨かれた靴、バリッとしたスーツ。これで3割増しでカッコ良く見えます」
“戦略なくして、勝ちはなし!”、街コンの特徴を理解して、素敵な出会いに期待したい。
【植田愛美氏】
Willコミュニケーション代表取締役。人材育成とコミュニケーション教育の専門家。心理学に基づいた的確な指導法には定評がある。企業研修、講演、セミナーなど多岐にわたり活躍中
取材・文・撮影/SPA! 街コン素人を脱し隊
― 今さら聞けない[街コン]攻略法【10】 ―
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