[ノンケ→レズ化]する女性の共通点
レズビアンといえば、幼少時や思春期からみずからの性に違和感を覚え、女性としか付き合わない人たちばかりを思い浮かべるのではないだろうか。
ところが、そうした性の違和感を感じることもなく、最初は男性と恋愛したり、もしくは結婚したあとで、何らかの理由で「恋愛対象が男性から女性に変わった」という、“後天的レズビアン”も中には存在する。
今回、「もともとはノンケだったのに、途中からレズビアンになった」という女性に話を聞いてみたところ、いくつかのパターンが浮かび上がってきた。
【1】男性にモテすぎて、男性に飽きた
顔は北川景子似、バストはGカップというルックスで、高校時代から3股、4股も当たり前だったほど男性にモテまくっていたというEさん(27歳)は、「男性という存在そのものにマンネリしてしまった」と話す。
「男性と一緒にいても、相手の言動がいちいち予想できるようになってしまったんですよね。本人が『今のセリフ、決まったぜ!』って顔をすればするほど、私は『またか……。前も同じこと言われたなぁ』と冷めてしまうんです」
Hの最中も、相手の男性に対して「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」とアドバイスしたくなってしまったという。
こうして、21歳のときに初めて女性と付き合ってみたEさん。以来、6人の女性と交際を重ねている。「女のコ同士のほうが、お互い気持ちいいポイントを知り尽くしている。もう、男性とのHには戻れません」
【2】男社会に揉まれ、身も心も男性化
大学時代までは男性としか付き合ったことがなく、女性には一切興味がなかったAさん。ところがTVの制作会社に就職すると、そこは毎日怒声が飛び交う超・男社会。
「仕事の現場で“女”の部分を出せば、『仕事を舐めている』『甘く見ている』と陰口を叩かれるだけ。そこで、周りの男性に合わせて下ネタ・エロトークを身につけ、極力“オヤジキャラ”になることに徹していました」
スタジオでも先輩の下ネタに笑顔で付き合い、風俗話やキャバクラ話も同等にこなす。気がつくとカッコイイ男性に目を奪われるよりも、可愛くて色気のある女性に目が行くようになっていた。
「身も心も完全に男性に汚染されました(苦笑)。仕事の愚痴を言うにしても、男相手より女の子の方が親身になって聞いてくれる。男はプライドがあるから“自分よりも働く女が嫌い”っていう人も多いんです。とにかく女の子は癒してくれるのでハマってしまったのかも」
【3】男性はあくまで「お仕事」相手
「ノンケ→レズ化」でもっとも多かったのが、仕事で普段から多くの男性たちを相手にしている風俗嬢だ。小・中・高と、やはり男性としか付き合った経験しかなかったというMさん(22歳)。「とにかくHが大好き」という理由で、高校を卒業後、専門学生として勉強する傍ら、ピンサロ嬢デビューした。ところが、週4日以上出勤し、連日連夜男性と肌を合わせ続けたある日、突然男性が恋愛対象に見られなくなったという。
「男性とのHは、ただの性欲処理。仕事でかなりの数の男性を相手にしているので、プライベートではもういいかな……って思っちゃったんです」
現在、2歳年下で同じくピンサロ嬢の彼女とラブラブ交際中だ。
また、男性と結婚した後にレズ化する人も多く、最近では「既婚レズビアンサークル」の活動も盛んだという。
そもそも、女性とは「親友に彼氏ができると、その彼氏に嫉妬する」といわれるほど、同性に対しては愛情にも近い友情を抱く生き物。ふとしたきっかけで、誰しもが女性を愛するように変化する可能性を秘めているのかもしれない。
あなたの彼女、奥さんに、そうした兆候はないだろうか?
取材/ゆま 文/さかあがり 写真/socialspice.de from Flickr
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