結婚式をブチ壊す招待客 「友達席がヤンキーだらけ」
人生最高の瞬間になる結婚式を最低の一日に変える落とし穴は、至る所に仕掛けられている。
「奮発してレンタルした超高級ドレスを楽しみにしていた新婦。ところが業者の手違いでドレスが届かず、式場が用意した古くさいドレスを着るハメに。式が始まる前から号泣してメイクもグチャグチャ。本当にかわいそうでした」(女性・ヘアメイク・34歳)
張り切ってしまうのは主役ばかりではない。祝いの席では、やんちゃな過去の持ち主にも要注意だ。
「元ヤンの新郎の友人席には、ガラの悪い輩がズラリ。余興にヤジを飛ばしたり、酒瓶を持ってうろついたり、しまいには隣のテーブルのおじさんのハゲ頭にロウソクを立ててゲラゲラ笑いながら会場内を走り回っていました」(男性・SE・39歳)
日程の確認ミスが悲劇を招くこともある。
「沖縄での結婚式に呼ばれ、前日に海ではしゃいでいたところ、新郎から悲鳴にも似た電話が。そこで初めて式の日程を勘違いしていたことに気づきました。アロハシャツにビーチサンダル姿のまま慌てて駆けつけたものの、列席者の視線で終始背中が痛かったです」(男性・出版社・31歳)
老若男女が集まる結婚式では、お年寄りの珍プレイにも要注意。
「新郎の祖父が挨拶を始めたところ、政治や世相について延々と20分以上も独演会。見かねた親戚一同が連れ出したんですが、連れ出されながらも爺さんは口から泡を飛ばしながら叫び続けてました」
(男性・建設・29歳)
◆悪気がなくとも気づけば加害者に
「挙式から出席するはずが、当日になって親族しか入れないことが判明し、30人以上の列席者は、モニターの設置された狭く蒸し暑い部屋に閉じ込められるハメに」(女性・金融・33歳)
定番イベントのブーケトスは今や、未婚女性をさらし者にする儀式とも言われていることをお忘れなく。
「妙齢の列席者はみんな結婚していて、ブーケトスに集まったのは知的障害の子、小学生、バツイチの叔母の3人だけだった」(女性・デザイナー・37歳)
では、こうした気まずいシーンはどうやり過ごすのが正解なのだろうか。
「予定と違うことが起こったから失敗、と思ってしまうのではなくて、その場で起こるハプニングのライブ感を楽しむのも結婚式の醍醐味です」(ウエディングプランナー)
予期せぬ出来事を笑って乗り越えてこそ、強くて明るい家庭が築ける……はずではなかろうか。
イラスト/石井匡人
― 本当にあった結婚式[最凶ハプニング]集【3】 ―
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