専業主婦を悩ます狭くてドロドロな人間関係
最近、専業主婦になりたいという若い女性が急増中。かつては、男たるもの一家の大黒柱として家族を養い……なんてのが男の甲斐性だとされていたけれど、このご時世、そんなことができるのは少数派。今や女の憧れとなった「専業主婦」の理想と現実とは?
甲斐性暴落と妻の溜息
金銭的にも精神的にも余裕があってこその専業主婦ライフ!?
狭い世界の人間関係
「嫌いな人とかかわるのがイヤだから」(30歳)と、専業主婦になった理由を話してくれた人がいた。が、「『専業主婦だから時間がある』と思われるようで、学校や自治会の役員仕事などをやたら任される」という嘆きの声も多く、「一度、『人付き合いが得意ではないので』と断ったら、奥さまたちの悪口の標的になってしまって。それ以来、面倒なので体が弱いということにしている」(38歳)、「PTAの役員間の上下関係が激しくて、バザーの売り上げ報告など、まるで会社の上司と部下みたい」(34歳)と、家庭に入っても、煩わしい人間関係から逃れることはできない。
「結婚後、即妊娠。妊婦だから外出もろくにできず、一日中、読書をするかテレビドラマを見る生活に。疲れて遅くに帰ってくる夫とは会話も少なく、人と話さないことがこんなにツラいとは思わなかった」という渋谷美幸さん(仮名・36歳)ですら、出産後の「ママ友との関係は正直、面倒」と話す。「仲良しグループに一人熱心な人がいて、毎週のようにランチやイベントに誘われます。断る理由がないから行くけど、そんな頻繁に会わなくても(苦笑)。中には、子供と自分の写真入り名刺を配るほど友達づくりに熱心な人がいて、『必死だなー』って思います」
しかし、ママ友、PTA以上に厄介そうなのが社宅。結婚6年目の長崎里美さん(仮名・35歳)は、夫の勤務先の社宅住まい。都内の閑静な住宅街にある3LDKマンションは月額3万円の負担。
「恵まれてはいますが、社宅では子供がいて当たり前。ウチみたいな子なし家庭は肩身が狭くて……」
実は長崎さんが専業主婦になったのは、不妊治療のため。社宅の誰にも言っていないが、無言のプレッシャーは感じる。
「『子だくさんな家ほど頑張っているお母さんで偉い』という雰囲気で、月に一度の管理組合の話し合いも、子持ち専業主婦以外は発言権なし。ガラス窓近くでボール遊びをしていた子供を注意しようとしたら、同じ階の奥さんに、『あなたには、子供の注意の仕方がわからないでしょ』って(苦笑)」
すべてが面倒になり、一時は引きこもりのような生活をしていたという長崎さん。主婦の世界もそれはそれで、大変なのである。
◆ムカついた夫からの一言
「気ままでいいね」(34歳)
イラスト/佐藤ワカナ
― 「男の甲斐性」大暴落 今や専業主婦は狭き門!【5】 ―
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