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専業主婦はヒマつぶしにニコニコ動画で生放送している!?

最近、専業主婦になりたいという若い女性が急増中。かつては、男たるもの一家の大黒柱として家族を養い……なんてのが男の甲斐性だとされていたけれど、このご時世、そんなことができるのは少数派。今や女の憧れとなった「専業主婦」の理想と現実とは?

甲斐性暴落と妻の溜息
金銭的にも精神的にも余裕があってこその専業主婦ライフ!?


輝いていない私

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専業主婦の良いところは? と聞くと、「社会的プレッシャーがない」(36歳)、「社会とかかわりをあまり持たなくてもいい」(32歳)という回答があったが、それも良しあし。

品川唯さん(仮名・25歳)が『ニコニコ動画』の生放送にハマったのも、あまりにヒマだったのと、「人とかかわりがなく、鬱になるかも」という危機感からだった。

「ネットとはいえ自分の番組が簡単につくれてラジオパーソナリティ気分を味わえる。いろいろな世代の人と話ができ、知らなかったジャンルにも興味を持つようになりました。この前は、私の番組を見てくれた大学生2人と昼間からカラオケに行ったりして(笑)」

それはそれで、別の危険がありそうだが、「あまりにフリーで何をしたらいいかわからないことがある」(37歳)と、特に子供のいない主婦は退屈模様。油断すると「午前中に家事を片付けるとやることがなく、ほぼ一日中テレビ漬け」(36歳)、「死ぬほど寝る生活に飽き飽き」(32歳)と、怠惰な日常にどっぷり。贅沢な悩みに思えるが、「日中、話をしたのが宅配便のオジサンだけ」(37歳)と外部との接触もなく、刺激がないのは確かにツラいかも。「働いていた頃は旦那の仕事の悩み相談にのっていたのに、そういう話題に興味が持てなくなった」(37歳)となれば、夫婦仲にも影響を与えかねない。

一方、育児に忙しい主婦もまた、「目標もないし、頑張って家事や育児をしても評価されず、自分の努力を認められていないように思う。仕事をしている友達が羨ましく、自分にはそういう”輝き”がないと感じる」(37歳)、「このまま一生終わっていくのかと思う」(38歳)と、こちらも輝けない自分に悶々とする。

そんな日常の中、「子供が寝静まってからの30分ほどの自由時間に”何しようかな”とワクワク」(35歳)、「足を怪我して病院へ行ったら、医者が若くてイケメンで超ドキドキ」(35歳)と、ささやかなときめきに慰められればいいけれど、”やって当たり前”の主婦業で認められるには人一倍の努力が必要で。

ともすれば、「育児が仕事だから、子供の成長が自分への評価。子供がいろんなことができると鼻が高いし、逆に言葉が遅いと焦って、こんなに頑張ってるのになんで……って。図書館で育児関係の本を読み漁ったりして、『成果を出さなきゃ』って思う」(36歳)と自分を追い込んでしまうこともある。

一方、共働き希望だった彼を説得して専業主婦になった大崎美樹さん(仮名・38歳)のように、エクセルで家計を管理し、糖尿病のご主人のために、毎日、自家製パンを焼き、オーガニック食材を使ったヘルシーな料理を作るなど、家庭のマネジメントに勤しむ人も。

聞けば、大崎さん。独身時代は、商社でバリバリ働いていたとかで、「将来的には管理職の道もありましたが……でも、中途半端でできる仕事ではないし、仕事をしながらでは、女性としての幸せを追求するのは無理だと思ったんです」。

取材のなかで、「外で働いているほうが、徹底した自己管理が必要な主婦より気が楽」(37歳)という、再び働き始めた元専業主婦もいたが、それも一理あるのかも。

◆ムカついた夫からの一言
「お前の話はつまらない」(36歳)

イラスト/佐藤ワカナ

― 「男の甲斐性」大暴落 今や専業主婦は狭き門!【4】 ―




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