店員の「コーヒーのほうになります」の“ほう”って何だ!?
「他人にはなかなか理解されない。が、自分には絶対許せない!」――生理的にどうしても耐え難い他人の行為というものは誰にでもあり、皆、そんな憤りを孤独に抱えて生きている。ときには、その怒りを吐き出してみようじゃないか! 「生理的に許せない行為」大告発大会デス!
イラッとする許せない言葉
行為だけでなく、当然、イラッとする「生理的に許せない言葉」もある。やはり、多かったのは間違った敬語への不快感。
「喫茶店などでの、『コーヒーのほうになります』の”ほう”がたまらなく嫌です。言葉よりも、若いバイトのコが、丁寧語だとなんの疑いもなく使っていることが腹立たしいのかも」(45歳・男)
同様に、コンビニなどでの「1000円からになります」の「から」や、「○○でよろしかったですね」という表現に対する違和感を指摘する声多数。言葉は時代とともに変わるというけれど、そう簡単には馴染めないよう。
「『ご面倒さまでございますが……』という電車のアナウンス。そこまで、客にへりくだる必要はない! だから客がつけあがるんです!」(25歳・女)なんて、丁寧さの中に卑屈さを見る人がいる一方、『は~?』と聞き返されるとムカつく。せめて『なに?』と言ってほしい」(24歳・女)、「『でも』と言う切り返し。人の話を流しているから」(30歳・男)と、自分の話を軽んじられることに憤る人も。さらにそこに、丁寧という姑息さが加わり悪評判なのが、「なるほどですね」という一言。
「この言葉を使われると、即座に『胡散くさい人物』だと認定。『なるほど』はOKなんですが」(25歳・女)と言う人もいて。
言葉ひとつ、油断できないなあ
「逆に言うと~」
「『逆に言うと~』が口癖の人に限って、言い換えるどころか、大体、こちらの言っていることを反復するだけ。ギャルの『ていうか』と同じなのに、エラそうなのが不愉快」(32歳・男)
ほっこり
「『つややかなさま』という意味もある美しい言葉なのに、あまりに多用されすぎて。この言葉が好きな女のコのブログには、絶対、自分の足元の写真とかアップされていそう」(39歳・女)
大丈夫です
「『いりません』の意味で使われる、『大丈夫です』は許せないんですよね。何が大丈夫なんだよ!? お前の容態は聞いてない!みたいな(笑)」(26歳・女)
リア充
「『リア充でうらやましい』なんて言われると、だったら普通に人間関係を大事にして、外で楽しめば?と思ってしまう。あたなの自虐プレイに付き合いたくない、みたいな感じ」(34歳・女)
まるっと
「ドラマ『TRICK』が由来なのでしょうが、まったくおもしろい言葉には思えず、もはや古いですし。でも、一番の原因は、生理的にキライなあの人の口癖だからかも」(31歳・女)
ホントですか?
「すっかり感嘆符として定着していますが、嘘は言わないし、本当に決まってるのに疑われているような気がして。この言葉を出されるとその人を信用できなくなります」(32歳・女)
おてもと
「使い捨ての割り箸に、こんな美しぶった日本語を当てるのが許せません。割り箸の身になれば、『だったら延命させてくれ』と思うはず。同情的命名がかえって割り箸に失礼な気がします」(27歳・女)
― [生理的に許せない行為]告発集【5】 ―
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