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許せない自宅での他人の行動

「他人にはなかなか理解されない。が、自分には絶対許せない!」――生理的にどうしても耐え難い他人の行為というものは誰にでもあり、皆、そんな憤りを孤独に抱えて生きている。ときには、その怒りを吐き出してみようじゃないか! 「生理的に許せない行為」大告発大会デス! 家や街角で許せない!! 身も心もリラックスしたい自宅。本能的に、テリトリーを侵されている気分になるのか、訪問者の些細なことが気にかかるよう。 「スリッパを勧めているのに履かない人。廊下を歩いた足で、ウチのラグに乗る気!?」(32歳・女)、「自宅に彼が来たときに、靴下で上がってこられるのが嫌」(26歳・女)と、「靴下=汚物認定」という人多し。この26歳の彼女は、必ず、風呂場で彼氏に足を洗ってもらうというから、徹底している。  また、ベッドの上はさらなる神聖な場のようで。 「布団の上で、食べ物・飲み物を口に入れる人は勘弁」(25歳・女)、「ベッドに座るのは許せない! すごく汚い気がする」(23歳・女)んだそうだ。とはいえ、「ホテルのベッドは、お洋服で乗ってもOK」だというから、その衛生観念に合理性はない模様。  そして、時に、家族に対しても視線は厳しくなる。 「リビングで寝転がっているとき、妻が自分の後ろを通るときに、必ずカスってくるのに、イラッとする」(29歳・男)のは、夫婦関係が末期的だと推測されるが……。 「冷蔵庫にケチャップをしまうとき、容器に空気を入れてしまう行為」(23歳・男)、「バターケースのバターをヨコに削る夫。タテから切ってほしい……」(38歳・女)なんて、「怒るほどじゃない」と放置すれば、わだかまりは膨らむ一方。 「旦那が風呂場で歯磨きをし、シャワーでうがいするのが許せなくって。『同じ水だけど、洗面所でうがいをしてほしい』と懇願したら改めてくれた」(28歳・女)という夫婦のように、話し合うのが吉。でなけりゃ、「シャンプーとリンスの向きは常に揃えておきたいのに、妻が使った後は必ずバラバラで許せないと言っていた男友達。その後ほどなく離婚」(30歳・女)なんてことになりかねないのだから。  まあ、家の中はそれぞれの城であるから、まだいい。が、一歩、外に出れば、そこは公共の場。いろんな人が共に生きる社会である。 「電車内で咳きこむのは仕方ないとして、ハンカチや手を口に当てない人ってなんなの?」(27歳・女)というのは、エチケット違反と言えなくもない。が、「人前ではなをかむのが許せない」(23歳・女)というのは、花粉症大国日本で敵は多いぞ。たぶん。  さらには、「車中のぬいぐるみを外向きに置く人へ。自分が好きなものは、自分のほうに向けてほしい。見たくもないものを見せられるのは不愉快」(24歳・男)、「エレベーターの『閉』ボタンの連打。不快」(21歳・男)と、不愉快スイッチはどこで入るかわからない。 「人のカバンが、スカートに当たるのが不愉快。地面や床など、どこに置いたかわからないカバンは汚いものだ!」(29歳・女)と憤るが、わざとではないだろうし、混雑している車内の瑣末なアクシデントだとは思ってはもらえぬか。  もう、「小指のツメだけ伸ばしているおじさん。耳や鼻をほじるため?と思うとゾッとする!」(36歳・女)、「電車の中、大股開きで座る男性。太ももがピチピチだと、迷惑&気持ち悪い!」(29歳・女)と、言いだしたら際限なしで。  生きづらくないですか。皆さん。
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スリッパを履かず── 廊下を歩いた足で、ラグに乗るのかっ!?
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ベッドの上に何げなく座る── 汚い! そこは寝るとこ!
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ケチャップに空気を入れてしまう なんか、許せない!
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外を向いている車中のぬいぐるみ── 好きでもないものを、見せないでくれ! ― [生理的に許せない行為]告発集【4】 ―
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