震災復興特需で儲かった“盗品”とは?
震災後、復興に向けた建築業界で特需が起こり、深刻な資材不足になると先読みした窃盗団は多かった。しかし、盗んだモノによって明暗が分かれたようだ。
都内の窃盗団関係者は語る。
「震災翌週から建築現場で欠乏したのがボード類。初期は盗んだら盗んだだけ転売できたけど、重さの割に単価が安かった。正規の代替ルートが回復し、供給が安定した後は、大損しただろう。
仮設住宅でユニットに含まれてない窓枠やトイレなどを狙って倉庫を叩いたグループは、仮設需要が思ったより低く、ゴミ同然となった。保管代で赤字になったという話も聞いた。
結局、発発(発電発動機)と瓦礫を切る金属切断機だけが儲かった。なかでも切断機は盲点で、メーカーの倉庫ごと叩いたグループは大儲けした」
手練手管の窃盗団も、今回の震災は想定外のことが起きたようだ。
このほかにも、7/12発売の週刊SPA!7/19号「被災地[(裏)復興利権]を暴く!」では、反社会的勢力の大胆な企業買収、不動産の買い叩き、コンクリート詐欺など、復興予算を狙うモノたちを追った。
⇒詳しくは週刊SPA!6/19号にて(電子雑誌版も発売中)
※お手持ちのPC・スマートホンから、購入・試し読み・目次の閲覧ができます
ハッシュタグ