仕事

「冷蔵庫に閉じ込められた」etc.仕事でマジに死にかけた話

日本の夏、怪談の夏。でも、ちょっと待て。いるかいないかわからん幽霊より、もっと怖い話が身近にあるでしょ。てなわけで、会社と仕事にまつわる“生きた心地がしなかった体験”“冷や汗タラ~リ体験”を集めてみました。これで少しは暑さもやわらぐ……かも!? ― [マジで死にかけ]編 ―  背筋が凍るどころか、マジで命の危険を味わった人々もいる。 「電源周りの工事中、周りの人の不注意で押されて感電。しばらく体が離れず、『これは死ぬ』と思った」(46歳・男・電気技師) 「高層マンション建設現場の足場の不具合箇所でバランスを崩し、10階ぐらいの高さから落下しそうになった」(34歳・男・建設)  自分が落ちなくても、安心しちゃいけない。「下水道工事で深さ7mぐらいの立孔の下で作業をしていたら、真横でドスンという鈍い衝撃音。驚いて見ると、白目をむいた作業員が。幸い軽傷だったが、ちょっとでもずれた場所で作業してたら直撃されていたかもと思うとゾーッ」(36歳・男・建設)。 ◆巨大重機のアームが自分に向かって旋回してくる! 恐怖体験 巻き込まれ型の災難では、列車運転士からのこんな証言も。 「飛び込み事故は本当に怖いです。吹っ飛んだ“マグロ”(遺体のこと)がフロントグラスに激突して大破したり、ホームにいたお客様にぶつかって大怪我されたこともあります」(38歳・男・鉄道)  現場に居合わせただけで恐怖なのに目の前に飛び込まれたら……。 「巨大重機に給油しようとタンクローリーを横付けしたら、なぜか重機のアームがこっちに向かって旋回してくる! 間一髪で脱出したが、アームが激突した車は大破。その瞬間はスローモーションのように見えた」(49歳・男・自営) 「配送中にトラックに轢き逃げされた。軽傷で済んだが、会社に電話をすると、開口一番『荷物は大丈夫か?』。で、ブレーキが半壊したバイクでそのまま帰社しろとの指示」(23歳・男・バイク便)  事故も怖いが、社員を見殺しにする会社のほうが怖いわ!  一見、危険とは縁がなさそうな職場でも油断は禁物だ。「冷凍庫に閉じ込められた。ドアが壊れてて開かず、非常ボタンもなし。人通りも少ない場所だったので『このまま凍死?』と思った」(31歳・女・食品)。たまたま通りかかった人がドアを叩く音に気づいてくれたらしいけど、文字どおり背筋が寒くなるお話でした……。 イラスト/坂本千明 ― 背筋が凍る[会社の恐怖体験]大全【10】 ―
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