いい大人の[ロックな人生論]自慢大会【その8】
ダイアモンド☆ユカイ流 サムシングなロック論
ハロー、サムシング! ロックな生き方ってのに対して、俺なりの見解を言わせてもらうと、ロックってのは「自分のソウルに忠実である!」ってことなんだよ。いいかい、ソウルってのは魂だ。つまり、自分の心に忠実であれってことなんだ。でも、ここで「自分勝手に生きること=ロック」だと勘違いしてもらっちゃあ困るぜ!
昔は俺も「埼玉のカサノバ」と呼ばれるほどヤンチャかましてた時代もあるよ。まさに「セックス、ドラッグ、ロックンロール!」って感じの日々だった(笑)。けど、次第に魂が「それじゃまずい」って言うようになったんだな。でも、これは丸くなったわけじゃない。俺のロックが俺の心の成長とともに成熟したってことだと思うんだ。
そもそも、ロックってのはエルビスがロックンロールを歌い始めたのが’50年代だとしたら、人間ならもう還暦。時代とともにロックも、ロックを貫く人たちも成熟してきている気がする。例えば、あのストーンズのキース・リチャーズだって今は酒を飲まない健康志向だよ。これは、彼が自分のロックを成熟させた結果なんだよな。
つまり、ロックにこだわりすぎて、自分や他人に害を及ぼすのはロックンロールじゃない。単なるロックヘッド(石頭)だ! そうならないように、ちゃんと自分のロックを成熟させろよ? OK?
【ダイアモンド☆ユカイ】
ロックバンド「RED WARRIORS」のボーカルとして活躍後、ソロに。独特のキャラクターで人気を博す。
ブログ「ユカイなサムシング」 http://ameblo.jp/diamondyukai/
取材・文・撮影/藤村はるな 高島昌俊 ヒロタシンイチロヲ 小野麻衣子(本誌)
撮影/岡崎隆生
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