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【トクする保険】個人賠償責任保険の活用術

保険は人生で2番目に高い買い物といわれる。あれこれと保険に加入してはもったいないが、少額なのにカバー範囲が広いなど、実は本当におトクな保険がある。しかし、知っているのはごく一部のFPのみ。そんな、プロしか知らない新しいおトクな保険を大公開する! 【個人賠償】 ◆年1000円程度で日常生活のトラブルをカバー 保険 個人賠償責任保険――名前からは一体、何をカバーするのか不明だが、実はこの保険の補償範囲は非常に広い。 「例えば、『子供がキャッチボールをしていて、隣の家の窓ガラスを割ってしまった』『店に陳列してある商品を壊してしまった』『スキーで人にケガをさせた』『飼い犬が他人に嚙みついてケガをさせた』『子供がケンカをして、ケガをさせた』『自転車に乗っているとき、人にぶつかってケガをさせた』『自転車に乗っているとき、止まっていた車にぶつかってボディにキズつけてしまった』『洗濯機のホースが外れ、マンションの階下に水漏れしてしまった』『立食パーティで人のドレスに染みをつけた』など、例を挙げるとキリがないほど、とにかく日常生活で起こりうる損害賠償を伴うさまざまなトラブルを幅広く補償してくれるのが、『個人賠償責任保険』です」(FP・伊藤亮太氏)  個人賠償責任保険はそれ単体で加入することはできない。 「火災保険や自動車保険の特約、クレジットカードの付帯サービスとしてついており、実はすでに多くの人が加入しているはずのものなのです」(同)  保険料も非常に格安。火災保険の特約として、保険金額1億円で加入しても、年間保険料は1000円程度しかかからない。 「ところが、この個人賠償責任保険に加入していることを知らず、先に挙げた身近なトラブルに遭っても、保険会社に申請していない人が非常に多いのです。まずは、加入しているかどうかを確認し、どんなケースで支払ってもらえるか、保険契約のしおりなどを見てみましょう」  自動車保険の特約で加入している場合、車に乗らなくなって自動車保険を解約してしまうと、この保険も外れてしまうのでご注意を。 【伊藤亮太氏】 FP。慶應大学商学部卒業、慶應大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。社会保障や保険に強く、著書も多数 ― プロだけが知っている【トクする保険】徹底研究【3】 ―
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