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男子会ではなく会社帰りの“プチ贅沢”?

Q. その集まりって、「男子会」ですか?

A. 男子会ではない。
会社帰りの”プチ贅沢”。日常に”新鮮感”が欲しくって


井口 剛さん(27歳・NPO法人)

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「同僚と会社帰りに月2回ほど、”プチ贅沢する会”を開催してます」という井口剛さん。所属する経理部が男所帯のため、当然、それは男だけの集いになる。

「焼き肉に行ったり、大皿パスタを食べに行ったり。最近のブームは”多国籍料理の旅”なんです。イタリア、ベトナム、インドなど、必ずその国の出身者がいて、現地のテレビ番組や音楽を流すなど、その国の雰囲気が味わえる店を持ち回りで探してます。先日は、”日本に数少ないチュニジア人に会いに行こう”と、わざわざ電車を乗り継いでみんなでチュニジア料理店まで行ったんですよ」

話を聞くと極めて女子会っぽい気がするが、会を催した理由は、男だからこそ。

「男って、女性と違って毎日、牛丼とかファストフードとかでも平気。うっかりすると同じものをひたすら食べ続けてしまう。無口な人も多いし、毎日、仕事して家帰って、ゲームして寝るの繰り返しになってしまう人もいる。経理の仕事自体もルーチンワークだし、あえて”新鮮感”をつくらないと!と思ったんです」

会での話題は職場の話から漫画の話などたわいもない話。それでも、食事の場を共にし、今まで知らなかった面が見えてくる。

「みんな一人暮らしなので、健康の話も出ますね。『肉ばっか食べてて体がクサイ、もっと野菜食べなきゃ』という話から、男だけの”鍋部”も誕生したんです(笑)」

当初は、手作り弁当の交換会として企画されたが、朝、お弁当を作るのは手間だという声があがり、だったらいっそ会社で作ればいいじゃん!と鍋部に変更。井口さんが土鍋を持ち込み、持ち寄った食材で鍋ランチを食する。なんていうか、職場とは思えぬ、学生サークルのような和気あいあいさだ。

「学生時代は、クラスに部活、習い事など、いろんな場所があって、それぞれに友達がいた。でも、大人になると職場と家しかなくなってしまう。それで、会社の中だけど、部活みたいな別の居場所ができたらいいなって思ったんです」

そもそもエッチな話もなければ、重たい話もしない。あえて女性を入れないわけではないが、「女のコがいると作戦会議とかムダなことがあるけど、男同士だったら考えなくていい」と、男だけの気楽さを堪能している。

で、結局のところ、その集いは「男子会」なのかというと、

「う~ん、もし『男子会』って言ったら、人が集まらないと思う。俺らもう”男子”じゃないし。やっぱ、50歳すぎのおばさんが『女子会♪』とかって言ってるのを見ると、ちょっと寒い気がするので……」

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上の写真の手前が井口さん。会の仲間とのスキーは行きも帰りも夜行バス。「翌日の仕事はキツかった~(笑)」

― [男子会ブーム]の謎に迫る【4】 ―

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