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「ヤンデレ女」にハマる男の謎

ヤンデレ女  病み+デレ=ヤンデレ。精神的に病んだ状態にありながら愛情を示す、アニメやゲームのキャラクターを形容する言葉だ。元々2次元の世界で使われてきた「ヤンデレ」だが、実生活においても、病んでいるとまではいかずとも、多少精神的に不安定な「ヤンデレ女」にハマる男性は少なくない。興味のない人から見れば理解不能な世界だが、そこには奥深い魅力があるようで……。   まずは、当時25歳のヤンデレキャバクラ嬢と5年間付き合っていた男性(35歳・広告)の話。 「キャバ嬢という仕事柄、仕事中は全力で相手に気を使うから、仕事以外の時間に他人と話したくないっていって、仕事以外の時間はほとんど家から一歩も出ないコだったんですよね。見た目は小森純似のギャル風美女で、人当たりもいいんだけど、付き合ってみたらほとんどひきこもり状態の、まさにヤンデレ女。家でひとりでいると寂しさが募るからか、そのうちハムスターを大量に飼い始めて。ハムスターってすぐ死ぬから、そのたび一緒に泣いてあげて、都合10匹くらいは埋めにいきました。あとは、ちょっと目を離すとすぐマルチにひっかかるのも大変でしたね。友達に美顔器のマルチを勧められて、絶対にマルチだからやめておけって言っているのに、僕の言うことは一切聞いてくれない。それどころか『私の友達のこと悪く言うの?』って。仕方ないから一緒に説明会までいって、説得しました。まあ、結局僕には内緒で30万円の美顔器セットを買っていましたけどね(笑)」   ……聞いていると、どこがいいのかまったくわからないんですが……。  「とにかく飽きないんですよ。毎日が事件というか。結婚するなら毎日事件を起こす女なんて嫌だけど、自分が若くて体力があるうちは、振り回されれば振り回されるほど“必要とされてる”と思えたんです」  じゃあどうして別れちゃったんですか? 「住みなれた土地から引っ越してますます孤独感を強めた彼女が、ついには大量のハムスターを部屋の中で放し飼いするようになっちゃって。クリスマスイブなんて、彼女のためにチキンを買っていったら、ハムスターたちが匂いに大興奮。チキンを食べる僕らの周りをハムスターたちがぐるぐる回っているのを見ながら、別れを決意しました。結局は、30代になって、彼女に付き合いきれる体力がなくなってしまったってことかもしれません」  ほかにも、 「大学を卒業してからデザイン系の仕事に就いたものの、激務に耐えられず心身ともにバランスを崩してしまった彼女。その後、転職を繰り返すもやっぱり長くは続けられなくて。自分に対する歯がゆさを僕にぶつけてくるのには、参ったなあと思うこともありました。でも、彼女を救うことができるのは自分だけだと思って、仕事が終わってから実家で療養中の彼女に会いにいって、好きだよって100回言って、100回キスをしてから帰宅したりしてました。ストレスで彼女の声が出なくなったときは、本気で手話を習おうと思ったくらい」(33歳・金融) 「『今から私死ぬから! 手首切るから!』って一方的な電話がかかってきて、慌てて彼女の家に駆け付けたんですけど、普通に寝入ってて。実家暮らしのコだったから、彼女の母親に『夜中に押し掛けてきて何なんですか! 非常識な!』って怒られて、スゴスゴ帰りました」(29歳・通信) 「15歳年下の、20歳のコと付き合ってたんですけど、すぐに他の男とSEXしちゃうんですよ。しかも、必ず予告電話をしてくるんです。『私、今から他の男とヤるから』って。で、無視していると『何で嫉妬しないの?』って泣きながらキレるっていう。その繰り返し(笑)」(35歳・放送)  といった「大変だけど、マジ俺楽しい!」感が満載の証言が複数。   ちなみに、ヤンデレ女とのSEXってどんな感じなのだろうか?  「最高です。ヤンデレ女と付き合う男って、多かれ少なかれ“必要とされてること”に快感を覚えるタイプ。精神的に不安定なコが全力で自分を求めてくるSEXは、そりゃ気持ちイイに決まってますよ」(35歳・食品)   振り回す女も女だが、振り回される男のほうにも一抹の狂気を感じ取ってしまうのは考え過ぎだろうか……。  取材・文/マッキーナ
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