雑学

煩悩満載のお願いができる「江戸三十三観音巡り」

― ブームの[仏教プチ修行]をやってみた!【4】 ―

不安の多い世相の表れか、休日に仏教の修行体験を行う人が急増中! 信仰していなくても参加でき、手軽なストレス解消法としても大人気な“プチ修行”を厳選し、紹介する

【プチ修行 番外編】
現世ご利益のある観音様を巡礼する

◆街歩きも兼ねて煩悩満載のお願いを!

 巡礼といえば、菅総理も巡った四国八十八か所が有名。でも、もっと気軽にできる「プチ巡礼コース」が、都内にあるのをご存じだろうか? それが、観音様をまつったお寺を回る「江戸三十三観音巡り」だ。浅草寺から目黒の瀧泉寺まで、34(33寺+番外1寺)のお寺を巡礼するコースで、3~4日もあればすべて回ることができる。

「音を観る」という名の通り、観音様は、どんな小さな声も聞きもらさず、願いを叶えてくれるという。「カネがなくて非モテの僕に救いの手を」……そんな煩悩たっぷりのお願いでもOK! この世の衆生(人間)を一人残らず救うという誓いを立てている観音様は、どんな願いもドンと受け止めてくれるのだ。

 江戸三十三観音のお寺(札所)は、上野、浅草、駒込、品川など下町情緒あふれる界隈に点在する。史跡や著名人のお墓巡り、老舗の味散歩など街歩きが楽しめるのも、観音巡りの魅力のひとつだ。時代小説好きなら「ここは、あの主人公が通った坂だ!」という発見もできそう。

 三十三観音巡りは、ほかにも坂東、鎌倉、西国など全国各地にある。コースのお寺は、どこも心静かに過ごせる貴重な空間だ。札所を回っていると、願いが叶う前に煩悩がスッキリ消えるかも!?


【仏教が好きすぎるライター】江藤 玲
ライター。江戸三十三観音巡りをきっかけに仏教にはまり、“生きるための仏教部”を主催。著書『心とカラダが元気になる観音めぐり』(総合法令)が発売中

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