【提言1】老壮青「救国内閣」で真の日本再興を!
―[復興のための田中康夫ビジョン]―
「最悪の事態を最悪の内閣で迎えてしまった」と嘆いても始まらない。党派を超えた適材適所の”救国内閣”を震災前から提唱してきた田中氏は、内閣参与の登用や復興構想会議の創設で”船頭多くして船山に上る”現状を打破するには、シンプルで大胆な指揮系統を構築するしかないと断言する。
大連立は自公両党が拒否して消え去った。国民も延命ではないかと呆れ返った。この国難のなかで、揚げ足取りの批判など、誰も考えない。だが、あの人が首相ではと、二の足を踏んでいる。「与党の一員でありながら、暴走する”仙菅ヤマト内閣”だと述べてきたのが私です。でも、当の本人が辞める気ゼロなんだから」と田中氏。
民主党内でも”反菅集団”は党外勢力と共闘して倒幕運動を引き起こす構えを見せる。だが、その先の確たる海図は不透明だ。「ならば現実的対応で、中曽根康弘内閣に於ける後藤田正晴氏的な”逆命利君”を送り込むしかないでしょ。その最適任者が、連立政権を組む国民新党の亀井静香代表」。官房副長官に返り咲いた仙谷由人氏が、その役目ではなかったのか?
「勝谷誠彦さんが見抜いています。連合赤軍みたいに冷酷な仙谷さんは寝首をかく刺客。彼が利権分配的大連立を野党の守旧派と画策していたんだと。頭は菅、その下で構想力に富む亀井が全権掌握して霞ヶ関にグリップを利かせ、全閣僚も彼の指示に従え、と菅・亀井両氏が超法規的方針を合同会見で宣言する。亀井とは盟友で、欧州の1国以上の権限を持つ石原慎太郎氏も東京都知事として、菅との恩讐を超えて”救国内閣”で閣僚を兼務するのです。法律上も可能。唯一の課題は、自尊心の高い宰相が、その国民益としての価値を理解するかどうかですね」
国民不在の「オトモダチ」内閣では日本丸は暗礁に乗り上げたまま。
今こそ、哲学と覚悟を持った英知を結集せよ
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