mixiは今後どうなる? 広報に直接聞いてみた
度重なる改変に戸惑うユーザーがいる半面、いまだ20代女子の支持を得る巨大SNSを考える
◆mixiに正面取材 広報の主張
「mixiは現在、アカウント数が2788万、この数字は’04年のサービス開始から順調に増えています。そのうちアクティブユーザーは約1500万人です」とはミクシィ広報の徳田匡志氏。“アクティブユーザー”の定義を聞いてみると……。
「月に1回以上ログインしている人をアクティブとしています」
要するに、月1回のログインも、日に数回のログインも同じアクティブ扱いということ。さすがに日ごとのアクティブも計測すべきでは?と問うと、「デイリーも計測し注視していますが、雪や台風などの珍しい現象のある日にアクセスが増えるなど振れ幅が大きすぎて参考になりづらいと考え、月1回以上をアクティブとして発表しています」だそうだ。
また、識者の間では首都圏よりも地方の若者ユーザーが増えたとの声もあるが、「SNSに詳しいとされる識者には確かにそう分析なさる方もいらっしゃいますが、実際はミクシィ社の公式データではそんなことはないんですよね」と徳田氏。
このように、データ上は“特に変わっていない”mixiの今後の大きな施策は、すでに公表されているように“ユーザーファースト”。日記、つぶやき、コミュニティなどの各機能ごとに担当を設け、より迅速にユーザーの要望をサービスに反映させる仕組みだ。聞こえはいいが、各担当がバラバラに動くのでは、画面に統一感がなくなる懸念がある。また、裏を返せば、ユーザーの声を聞きすぎるがゆえに過剰な仕様変更が行われる可能性もありそうだ。すでに度重なるUI改変に不満を漏らすユーザーの声があるなかで、これは果たして正しいことなのか。
「ユーザーの皆さまの意見のみではなく、利用データ・ログなども考慮した上で必要な改善施策を迅速に実施します。画面の統一感に関しても、不便に思われないように対応していきます」
しかし、明らかに早急な課題である“離れたユーザーの呼び戻し”の具体策に関しては、「現在準備中ですので、楽しみにしていてください」の一点張り。これで本当に返り咲けるのだろうか。頑張れ、mixi……。
取材・文・構成/朝井麻由美 アンケート協力/リサーチプラス
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