嫌われ者が愛されキャラに変身するには?
― 好感度を3秒で上げる[見た目の魔術]講座【4】 ―
見た目の改造は理想の自分への近道。では、具体的にどうかえるべきか? 見た目で失敗続きの小誌ライターが、“戦略的な見た目改善”を図るためイメージコンサルティングの先生方に実際に師事してきた
◆「本当の俺はもっといいヤツ」。嫌われ者が愛されキャラに変身?
【挑戦者】編集I(33歳)180cm 72kg
【指南役】桜 美月
初対面の人間が集まる場所では、気づくと周りから人は消え、ひとりジャック・ダニエルを痛飲。泣く泣く「孤独が好き」なキャラを通すのが常であった編集I(33歳)。
「話しにくそうなオーラが全身から出てますね。色黒の肌にスキンヘッド、サングラス、黒のタンクトップじゃ、『俺に近づくな』って主張しているのと同じ。スーツでいえばブラックスーツに紫色のストライプを入れてるのと同じくらいの威圧感があります。まずはその汚らしいヒゲを剃ることから始めましょう」と指摘するのは企業研修などで多人数に向けたイメージアップの手法を提案する桜 美月氏。
えっ? でもヒゲを剃ると間の抜けた感じになるからイヤなんだよなぁ。そもそも、自分のアイデンティティっていうか……。サングラスと坊主頭が怖さを際立たせているのなら、メガネにかえて、帽子をかぶればいいような。
「その“自己主張”がジャマなんですよ。帽子やメガネ、ヒゲといった個性を強めるアイテムを顔に集めると、とっつきにくさが倍増します。“個性的な人”って雰囲気も人を遠ざける一因になりますから。個性というか小ジャレた感を出したいのであれば、顔に集中させないで、足元をロールアップにしたり、首元に明るい色の“巻き物”をプラスしたりして、全体のバランスを意識するべきです」
ベースは相手に親しみやすさを与える黄色のポロシャツ。「坊主頭は清潔感、上品さを出したほうがいい」とのことなので、ヒゲを剃り、メガネだけ顔に追加。これで週末の飲み会では人がわらわらと寄ってくるはず。いざ、出陣~!
「まだ早いですよ! さっきから話しているとIさんの笑顔には親しみやすさのかけらもないし、目が笑ってません。これは口角と目尻の表情筋が鍛えられていない証拠です。毎日マッサージをして笑顔の練習をしてください。毎日1分間、箸を横にくわえるだけでも効果はありますよ」
桜氏の教えどおり、5日間のトレーニングを実施。口角を上げる訓練を重ねたことで、自然と滑舌もよくなった気がする。
飲み会当日。いつもは目を合わせようともしない女子が「なんかツルツルしてる。触ってみた〜い」と頭皮をなでなでしてくる。これだよこれっ! 俺が求めていた人間同士の温かい交流は。「いつもは触れた瞬間に手を払いのけてきそうな雰囲気だったから……」とのこと。やっぱり見た目が相手に与えるイメージって大きいのだ。
⇒愛されキャラに変身した編集Iの写真はこちら
(https://nikkan-spa.jp/34857/110726_CL3_15)
【人と打ち解ける魔術】
・相手に親しみを与えるカラー「黄色」を全身のどこかに入れる
・“個性的な人”は人を遠ざける。目立つアイテムは上手に散らす
・好感の持たれる笑顔は口角を上げることから。自宅で鍛錬すべし
【桜 美月氏】
外資系自動車メーカーなどで、スーツの着こなし&立ち居振る舞いを指導。研修・講演依頼は、デジテック・システムズ電:03-3938-7162 mail:tokuyama@dtstyo.co.jp(担当:徳山)まで



この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
女性から「優しいけど恋人にはしたくない」と思われている40代男性の特徴。女性の「優しい人が好き」発言に隠れたホンネ
32歳会社員がグラドルと“大人の関係”に。意外な場所で意気投合、ホテルデートまでの一部始終
20代女性が“自分の不倫を旦那にバラした”理由にア然…「いまでもワケがわからないです」
女性から実は「話がつまらない」と思われている“40代・50代男性”の共通点3つ。女性の「すごい」「カッコいい」の“本音”は悲惨だった
既婚者同士の“純愛”は本物なのか?恋愛カウンセラーが暴く「ダブル不倫カップルの意外な言い分」