「関東連合」内紛勃発か? 瓜田純士がブログで“告発”
「今、マスコミやニュースは連日、関東連合、関東連合と報道しているが、前もって言っておくが、俺は一連の事件とは一切関係ない。あくまでも擁護する立場でもない。ただ、杉並の先輩方の直下として、一つ声を大にして云いたい事がある。アウトローとして、後輩として……」
昨年9月に発生し、現在18人もの逮捕者が出ている六本木のクラブ「フラワー」襲撃事件に関するこんな意味深な記述が、「アウトローのカリスマ」とも称される格闘家・瓜田純士氏のブログに書き込まれている。
瓜田氏と言えば、パンキッシュな顔面タトゥーが印象的な地下格闘技シーンを牽引してきた立役者の一人だが、過去に前田日明主催の「THE OUTSIDER」で追放処分を受けたり、昨年3月には、タレントJOYの姉でもあるSophiaを脅迫したとして逮捕されるなど、リングの場内外を問わず数々の騒動を引き起こしてきたスキャンダラスな人物としても知られている。
一部メディアでは瓜田氏と関東連合との繋がりが以前から取り沙汰されていたが、1月24日付のエントリーを見ると、現在関東連合の中で「内紛」が起きているのでは? とも読み取れる書き込みがあるのだ。
「俺もいつも先輩方に教育されて育った。だけにこれだけは書きたい。六本木事件で名前が報道された国田正春容疑者小池幹士容疑者。いや、チャッピー君に幹二君。己の保身の為にひよって12月に誰よりも早く出頭し、関係ない振りをして仲間にすべてをなすりつけてるみたいですね。出頭した後輩逹はなにひとつ喋らず頑張っている中、雑誌やニュースなんかの報道では、数名の供述ってなっているがチンコロしているのはあんたら二名だけですよ。サツに魂売ったんですか? それとも仲間を売れば安くなるようにしてくれってサツと取引でもしてるんですかね?国田正春君、佐藤幹二君 いや、小池幹二君て名前になってましたね。先輩達の供述だけしかないんですよ、世の中に出回ってるのは。関東連合の後輩誰1人としてうたう様なダサいマネしてないですよ。あんたら二名だけの保身の為の供述で仲間だと信じていた友人や後輩が苦しむハメになっているんですよ」(ブログ「Kingofcrazy2013 瓜田純死の独り言」より)
先に出頭した2人の容疑者を名指しで批判し、うち1人が出頭直前に「改名」していたことを暴露する内容も含まれているが、このほか、騒動後“暴走族時代”の写真を週刊誌メディアに売りまわっている人物に対し「クズ野郎幾らか貰って幸せか?」と怒りを露わにする記述も出てくる。
関東連合にも近い、地下格闘技界の関係者が話す。
「瓜田は関東連合の地元、杉並の後輩で、繋がりは、『永福町ブラックエンペラー』の時代まで遡ります。瓜田自身は関東連合の正規のメンバーではなかったのですが、中学生のときに杉並に飛ばされてからすぐに交流を持ち、エンペラーの集まりにも頻繁に顔を出していました。当然関東連合の知り合いも多いし、今回の事件の容疑者とされている人物たちのことは詳しいはず。最初に出頭してきた2人の人物についても『昔からよく知っている』と話していましたが、どうも、その2人が他の仲間を売るような供述をしていると捜査関係者から聞いたようです。だからこそ報道されていることと事実の違いに憤りを感じて、青春時代の憧れだった先輩2人がこの後に及んで罪を仲間になすりつけて助かろうとしているのは、いい意味でも悪い意味でもストレートな瓜田の性格からしたらやりきれなかったんでしょう。その2人に加担した関東連合関係者もいるようで、それもすべてわかっているみたいですよ。知っている先輩だけに許せなかったんでしょう、すべてが。瓜田は瓜田なりの不良の論理があるんで……」
彼の放ったメッセージが、今後事件の全容解明にどのような影響を与えていくのか注意が必要だ。 <取材・文/山崎元(本誌)>
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