NYダウとブレント原油の相関性を利用すべし
アベノミクスで続々と億超えトレーダー、通称「億り人」を輩出している日本株市場。海外に目を転じてみると、アメリカも景気回復で激アツだった……。リーマンショック以降、ダウは毎年10%以上の成長を遂げ、今年もさらなる躍進が期待できるのだ!
◆NYダウとブレント原油に相関性アリ!?
NY在住のファンドマネジャー堀古英司氏は「NYダウ平均は安定的に10%上がる」と述べていたが、アメリカ株に投資するには個別株を買う以外にもNYダウ先物を買うという手もある。
「世界的な金融緩和が進み、株式や通貨、債券、コモディティなどの間にあった垣根が低くなりました。利益を追求するファンドや個人投資家の資金は、瞬時にさまざまな世界中の投資先を行き来するようになり、利益が期待できそうな投資対象にお金が流れて、その市場が活発化しているんです」
と話すのはドットコモディティの吉田哲氏だ。そして、氏はNYダウと相関性が濃く見られるあるコモディティに着目している。
「現在はNYダウとブレント原油に相関性が出ているようです。’09年の3月から計算してみるとブレント原油とNYダウの相関係数は0.92を超えています。相関係数1だと完全に一緒に動くわけですが、この数値から今のところ2つの値動きは“方向性は一緒”と考えることができます」
しかし、相関関係があるとはいっても、完全に一致しているわけではなく、ズレることもある。
「そこを狙って取引します。例えば、ブレント原油のチャートが上に行き、NYダウがさほど上昇していない場合。相対的にNYダウが弱い。なので、NYダウがブレントにつられて上昇することを見越して買うわけです。それだけなく、ヘッジとして同時にブレント原油を売るのもOK。反対にNYダウが先に上がったら、ダウ売りのブレント原油買い。実際に、異なる投資対象間の取引を応用して運用するファンドもあると言われています」
ドットコモディティでは大証NYダウが1枚2万9000円で売買できる。日経225先物ミニが5万円前後の証拠金と考えれば資金が少なくても手軽に取引ができるのだ。
「もし同時に取引する際には、バランスをとるために双方の単位をそろえたほうがいいでしょう。証拠金の金額をそろえるか、実際に動かしている総代金でそろえるかだと思います」
単位が違ってしまうと片方のヘッジにはならないので要注意だ。この取引手法、「リスクを抑えながらNYダウを買いたい」という人には案外もってこいなのかも!?
⇒【グラフ】NYダウとブレント原油の相関関係 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=397016
【吉田 哲氏】
アナリスト、ドットコモディティ社アナリスト。コモディティの動向に詳しい。コモディティ専門情報サイト「Commodity-Board」にリポート寄稿も
取材・文/上野 智(ミドルマン)図版/ミューズグラフィック
― NYダウも激アツ!1万6000ドルも射程圏内[アメリカ株]の儲け方【3】 ―
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