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あの銘酒「神亀」をほぼ全種飲める名店が神田にあった

―酔っ払いの達人・大竹聡オススメの名店 その13― 週刊SPA!にて連載中の「アホほど飲むな!」。『酒とつまみ』元編集長・大竹聡氏が、アホほど飲んじゃった愛すべき人々の織りなす人間模様を綴ったエッセイなわけですが、当欄では大竹氏「オススメの名店」についても少し紹介しています。 そこで日刊SPA!では、誌面に載った名店の魅力について、より詳しくご案内していきたいと思います。 ◆“旬”を全身で感じられる和食居酒屋  地酒と季節料理の名店「神田新八」(本店)は、神田駅東口より徒歩1分、神田一番街にある。一見、古民家風だが、1階から3階まで3フロアあり、1階は個室風のテーブル席、お座敷席があり、一人客はもちろん大勢でワイワイとにぎやかに、2階・3階は個室中心のため、少し落ち着いた雰囲気で接待にも使えそうだ。  新八では、魚介類をはじめ、産地を厳選した旬の食材を味わえる。例えば「旬の野菜の炊き合わせ」の新筍やふき(記者が取材に訪れた時期は、2月中旬で、スーパーなどではまだだが、市場では出始めているそう)は、素材そのものの味を生かした控えめな味付けで、鼻腔に春の香りがふわ~っ通り抜ける。さらにオススメしたいのは、馬刺し。「久留米のファームから生の状態のまま直送してもらっています。ドリップ(=解凍時などに出る肉汁)が出ないので、肉のうまみが逃げず、そのままの味を楽しめるんですよ」(代表取締役・佐久間丈陽氏)という。そこで、「馬刺し盛合せ」(一人前・1780円/5~6種 ※仕入れの状況によって、内容は変わります)を頂いてみたところ、タテガミはしっかりした歯ごたえ……なのに噛んだ瞬間に口のなかで溶けていく不思議な食感。また、霜降りは脂のふんわりとした旨みが広がり、ほか、サクサクと音のするバラ、歯切りのよいハツ、「今まさに肉を食べている!」と“肉充ゲージ”を満たしてくれる赤身に思わず笑みが。 ◆銘酒「神亀」はほぼ全種を取り揃え!  新八のもうひとつの売りが、手作りの純米酒をはじめとする日本酒で、100種類以上あり、肴に合った組み合わせも楽しめるところ。今回、オススメいただいたのは神亀酒造の「ひこ孫 純米吟醸 小鳥のさえずり」で、「マイナス10度で3年以上熟成させている逸品です」(同氏)とのこと。また、お燗にもこだわりがあり、熱燗器で肴との組み合わせ、季節やお客さんの好みなどによって適切な温度を加減しているそう。  働きづめの自分へのご褒美やちょっと贅沢したいとき、または恰好つけたいときにもぴったりのお店。ぜひのぞいてみてください。 ※4月18日(木)には、東京スクエアガーデンビルB1Fに「別亭 神田新八」もオープン予定 ⇒お料理&店内写真 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=411712 ●「神田新八本店」 【住所】東京都千代田区鍛冶町2-9-1 【電話】03-3254-9729 【営業】16:00~23:30(22:30ラストオーダー) 【定休】日曜日・祝日 ※個室あり(要予約) <撮影/難波雄史(本誌)取材・文/おはつ(本誌)>
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