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渋谷のど真ん中にあるオアシス「コレオス」

―酔っ払いの達人・大竹聡オススメの名店 その15― 週刊SPA!にて連載中の「アホほど飲むな!」。『酒とつまみ』元編集長・大竹聡氏が、アホほど飲んじゃった愛すべき人々の織りなす人間模様を綴ったエッセイなわけですが、当欄では大竹氏「オススメの名店」についても少し紹介しています。 そこで日刊SPA!では、誌面に載った名店の魅力について、より詳しくご案内していきます。 ◆本当はすごい、御年79歳のお茶目なマスター ショットバー コレオス,FOOD, まち情報, ウマい! 15軒目にご紹介するお店は、JR渋谷駅ハチ公口より3分、文化村通りをちょっと入った雑居ビルが立ち並んだところにある「ショットバー コレオス」。エレベーターで8階まで上がり、ドアが開いた瞬間、これまでの喧騒がウソのような渋~いオーセンティックなバーが出現します。  このお店、御年79歳!になる大泉洋(ひろし)さんがオーナー・バーテンダーを務めています。大泉さんは、1956年に、赤坂にあった進駐軍将校クラブやホテル山王を皮切りに、ホテルニューオータニのメインバー「カプリ」、会員制クラブ「ゴールデン・スパ」の副支配人などを経て、1991年に渋谷「コレヒオ」を開業、2004年に今の場所で「コレオス」として営業を続けています。 「喋れないのにスペイン好きでね、たまに旅行に行くの。バーの名前は、“みんなが集まるところ”という意味で『コレヒオ』(=スペイン語で学校)、『コレオス』(=郵便局)ってして。まあ、税務署でも消防署でも保険所でも何でもよかったんだけど」  お店の場所は、若者たちで溢れかえる渋谷のど真ん中に立つファッションビル。今でこそ、ヒカリエなど「大人の街」へと変貌を遂げつつありますが、時は1991年、コギャルブーム全盛期。 「始めた頃は、3か月で潰れるかと思ったよ。『109の近くに変なバーがあるらしい』とか『じいさんが出入りしてる』とかクチコミされていたみたい」と大泉さんは笑います。  しかし、大泉さんがこれまで会員制クラブで培った接客や人のつながりで、コレオスもいつしか伝説の知る人ぞ知るバーに。 ◆どうする?マティーニに付いてるオリーブ  オススメのカクテルを注文すると「マティーニ」を作ってくれました。大泉さんのひとつひとつの所作に目が釘付けになります。キンキンに冷えた大泉さんのマティーニは、あの三角形のカクテルグラスではなく、ストンとまっすぐなショットグラスに注がれ、がっつりと力強い感じ。美味い! ⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=439766  が、マティーニに大概ついているオリーブの楽しみ方って意外とどうしたらよいのか、知らないもの(記者だけでしょうか)。 「好き好きだから、これが正しいっていうのはないんだけどね、口に含んだら、奥歯で軽くひと噛みしてみてください。次のひと口がグッと美味くなりますよ。舛酒の塩と同じことです」  確かに、最初のひと口の新鮮さが甦るような、より引き立ったような気がします。 ◆名物はトーフピザ?  コレオスに行ったら、ぜひおつまみに「トーフピザ」を。お腹を空かせたお客さんが、これ一皿で栄養が摂れる料理をとの思いから考案したメニューです。  鼻腔をくすぐるスモーキーな香りを漂わせ、目の前に登場したトーフピザ。トマトソースの赤とピーマンの緑と彩り鮮やかなそれをフォークで優しくかき混ぜると出てきました、大きめに刻んだ牡蠣とウインナー、そしてふんわり熱々のトーフが。温かいうちにぜひ召し上がれ。 ⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=439777  常連さんとマスターの軽口もおつまみになりますが、最近は、女性の一人客や若いカップルなども増えてきたそうで、ほかのお店紹介記事で「女性を口説くときにもお手伝いしてくれると書いてあったんですが」と話を振ると……「冗談!ぶち壊すの専門!バラす!(笑)」とドン大泉(常連さんからの呼称)。それでも過去にここのお店でペアが3、4組できたといいます。  ちなみに、大泉さんが出勤されるのは、月・水・金。お茶目な(本当はすごい)マスターにぜひ、会いに行ってみてください。 ●「ショットバー コレオス」 【住所】東京都渋谷区宇田川町28-1高山ランド第15ビル8階 【電話】03-5459-1757 【営業】月~土17:00~2:00(1:30ラストオーダー)     日・祝17:00~23:00 【定休】無休 <撮影/高仲建次 取材・文/おはつ(本誌)>
ひとりフラぶら散歩酒

日常を離れ、気になる場所をそぞろ歩き。そして至福の一杯。

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