CAに気に入られる「ちょっとした一言」
何げなくやっていることが実は嫌われる原因になっていた……なんてのは、職場でも男女間でもよくあること。それはお店とお客の関係でも同様だ。クレーマーや明らかな迷惑行為は別にして、店側から見た[好かれる客/嫌われる客]の“ありがち言動”を、各業種のプロに聞いてみた!
【CA】
◯食事のトレーやカップを自分から受け取ってくれる客
×単語だけで用事を済まそうとする客
「客室乗務員に好感を持ってもらうのは、実はとても簡単」と語るのは、国内某社の現役CA。
「コミュニケーションを億劫がらず、『ありがとう』『助かりました』など、ちょっとした一言をかけていただくだけで、その他大勢から一気に『素敵なお客様』になります。というのも『コーヒー!』『枕!』『下げて!』など単語だけで用事を済ませようとする人があまりにも多いから。私はアナタの母親でも嫁でもないわっ!」
さらに何かをお願いする際「『手が空いているときで構いません』などと穏やかにリクエストする」のも効果的らしい。「『今すぐ持ってこい!』みたいなお客様が大半なので、こちらを労うようなお声かけには『素敵な方』と感激して、最優先で対応する気になる」そう。急かさず、紳士的な態度が素早く対応してもらう秘訣かも。
「あと、エコノミーの3列席の窓際など、通路から遠いお客様が食事のトレーやカップを受け取ってくれたり、渡してくれたりするのもうれしい。こちらは足を踏ん張り、ケイレンしそうになりながら手を伸ばしているので」
水面下で足をかく白鳥か!?
イラスト/花小金井正幸
― プロが回答した[好かれる客/嫌われる客]白書【8】 ―
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