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寿司職人が困ってしまう注文の仕方

何げなくやっていることが実は嫌われる原因になっていた……なんてのは、職場でも男女間でもよくあること。それはお店とお客の関係でも同様だ。クレーマーや明らかな迷惑行為は別にして、店側から見た[好かれる客/嫌われる客]の“ありがち言動”を、各業種のプロに聞いてみた! ◆ちょっと敷居の高い場所で[スマートな客]に見られるには? 【老舗の寿司屋】 寿司,体験談, 客, 残念な人, 職業 寿司といえば、いろんな作法がありそうだが、「食べ方とか順番とかないですよ。好きに食べていいの。『おいしい』ってたくさん食べてくれるお客さんが一番なんだから」と、日本橋の老舗寿司店のご主人。 「こうされたらイヤってことは特にないけど、困っちゃうことはあるかなぁ。かなり召し上がったあとに『おすすめ握って』と言われると、もう出尽くしましたと(笑)。そもそもおすすめできるものを置いてるわけですし。それから、出したらすぐに食べろとは言わないけど、話に夢中で30~40分も放置されるとタネが乾くし、もったいないなぁと思います。なかには箸で寿司をつまんでから話し始める人も。長々と持ったままだと、崩れるんじゃないかと見ててドキドキしちゃう(笑)。簡単に崩れないようには握ってるけどね」。  気をつけたいのは喫煙マナー。同店ではテーブル席のみ喫煙可だが、「自分の接待相手や仲間に配慮して外側に煙を吐くのをよく見ますが、吐いた先に別のテーブルのお客さんがいるってことを考えてほしい」って、そりゃそうだ。 【銀座のバー】  銀座にある創業60年のバーのマスターによると、うれしいのは「インテリアをほめられること」とか。「創業時から使っていて店の歴史を物語るものですからね。あとは会計時に『安い』と驚かれるのもうれしい。もっと高いと思ったということは、それだけウチを評価してくださったことかなと」。  一方、困ってしまうのが、よそのバーで飲んだオリジナルカクテルを注文されること。「作れないと露骨にガッカリされて気まずい」とか。そして、極めつきは「初めて見えた女性のお客様に『私のイメージでカクテル作って』と言われることです。実は結構いらっしゃるんですよ」って、そんなベタな注文をする勇気がすごいわ! ― プロが回答した[好かれる客/嫌われる客]白書【12】 ―
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