岩井志麻子氏「非・美魔女の強みは無難で生々しいエロス」
昨今、年を重ねても美しい女性たちが“美魔女”ともてはやされている。だが、その枠に入らない“普通のおばさん”はどうなのか。まだまだ“オンナ”でいたい、彼女たちの魂の叫びを聞け!
◆無難で生々しいエロさこそ非・美魔女の強み
「非・美魔女のフツーのおばちゃんたちは、“普通”が一番男にウケると心得ている」と語るのは『熟女の品格』(ベスト新書)の著者・岩井志麻子氏だ。
「この40~50代という世代は、バブルのときは若いだけでちやほやされ、今は熟女ブームでもてはやされている。だからこそ物欲や性欲など、さまざまな欲求・欲望をいまだに捨てきれない世代。それに、そもそも日本の男は“無難”を好む保守的な人種だから、美魔女のような若作りや自分磨きに余念がないカネのかかる女には苦手意識を持ってしまう。だからこそ普通のおばちゃんのような、自然で生々しいエロさが男心を掴み、セックスに至れるんです」
また、非・美魔女たちの根本には、「いかに男に褒められるか」という共通の意識があるという。
「美魔女は整形や着飾っていかに同性に憧れられるかを重要視しますが、おばちゃんは『ありのままの私を愛してほしい』という願望が強い。あくまでも平凡な主婦やOLは、“普通”であることが一種の誇りになっているので、容姿の整形は、おばちゃんにとっては“ありのままの今の自分”を否定したことになり、敗北でしかない」
セックスに関しても、「褒められたい願望」は色濃く表れている。
「今、女性のGスポットの周辺にヒアルロン酸を注射して人工的に名器を作り出す手術があるのですが、受けているのは普通の主婦やおばちゃんばかり。『顔に打って外見を取り繕うよりもアソコに打って狭くして男を悦ばせたい』という非・美魔女心理の極みですよ。自分の気持ち良さよりも、褒められることを優先する非・美魔女は、男のためなら“美マン女”になる。もちろん私も手術済みです!」
【岩井志麻子氏】
’64年生まれ。作家。「5時に夢中!」(東京MX)をはじめ多数のメディアで活躍中。現在、さらなる「人工名器手術」を検討中
取材・文・撮影/SPA! 熟したエロス調査隊
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