欧米の影響で下がれば日本株はリバウンド狙い【後編】
◆マネーな人々 今週の銭格言
【選者】9億円トレーダー 三村雄太クン
ドル/円相場は1ドル=76円台の歴史的な超円高水準が続き、スタンダード&プアーズは米国債を「AAプラス」に格下げするなど、世界経済は大混乱。企業業績も大幅ダウンが相次ぐが、そんなピンチこそ三村クンにとってチャンス!?
◆欧米の影響で下がれば日本株はリバウンド狙い。ソニーは下げすぎかな?
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さらに今回は、グリーのカラ売りにも初挑戦。モルガン・スタンレー証券とドイツ証券が大量に買い戻して損切りした影響か、右肩上がりだったので、「これは上げすぎ」と判断。8月11日に2150~2393円でトータル6万株カラ売りして、16日現在、評価損が45万円ほど出ていますが、2150円くらいまで下がってくれたら買い戻したいなと思ってます。
PERは24倍、PBRは14倍とやや割高水準だし、アメリカの暴落でも下げないなんて、ちょっとヘンだと思うんですよね。そろそろ調整が必要なはずです。
一方、CFD取引については、7月7日の段階で1万2689ドルで20枚売っていたのが、現在1万1385ドルになったので含み益が200万円ほど出ている状況。ドイツDAX指数は5月12日に7449ポイントで30枚売っていたのが、現在5980ポイントになって、およそ500万円の含み益が出ている次第です。
アメリカは国債の格下げだけでなく失業率や製造業指数などの指標も悪いんですよね。仮に大暴落したら絶対QE3をやると思うので、そのリバウンドは狙い目。欧州はソシエテ銀行が倒産の噂だし、フランス、スペイン、イタリアがカラ売り禁止令を出すほどだしで、やっぱり引き続き下がるかなと。ってことで、DAX指数は年内は放ったらかしって考えてます。
さて、9月はどうなるでしょうか。日本市場は日銀がETFや国債の買い取り枠を15兆円にまで拡大した影響で下げ渋るかな。欧米の影響でドカンと下がれば日銀が積極的に買い支えるだろうから、そのときはリバウンド狙いのチャンスですね。個別では、いくらなんでも下げすぎだろっていうソニーをそろそろ買ってもいいかな、なんて考えてます。
【今週の数字】
三村クンの収支
2711万282円
楽天証券の口座残高は9億242万2530円、SBI証券は9750万7510円。前回から2700万円以上を上乗せして、8月17日時点のトータルの口座残高は9億9993万40円。目標の10億円まで、あと7万円に!
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