女性用下着まで!? ちょっと驚く「珍アイテム自販機」
自販機大国ニッポンでは街中のみならず、山奥の僻地でもそれに出合うことができる。マニアに再評価されるレトロ系自販機から注目の災害対策型やタッチパネル式の最先端自販機まで「深遠なる自販機の世界」へようこそ!
◆便利&珍アイテム自販機
売られているのはもちろん食品だけではない。ほかにも一風変わったアイテムを購入できる自販機がたくさんあるのだ。
「例えばはんこの自販機。お金を入れて名前を指定すれば、10分ほどで作ってくれます。変わった名前でも対応してくれる優れものです。私は千葉・流山のイトーヨーカドーで見ましたが、もっといろんなところにあってもいいと思うほど便利ですね」(変わり種自販機紹介サイト「山田屋」管理人のnom氏)
また、都心部の駅でしばしば目にするのが、傘の自販機。
「水道橋などサラリーマンの利用が多い駅でゲリラ豪雨のときなどに重宝されています」(同)
また、運勢を占うおみくじを買える自販機もある。
「成田山で見かけたことがあります。初詣シーズンなど、おみくじの行列があまりに長くなるために導入したのでは」(同)
成田山以外にも、柴又帝釈天やお台場、鎌倉にもおみくじ自販機はあるそうだ。
さらにちょっと驚くのが、女性用下着の自販機。ワコールの子会社が、昨年、期間限定で渋谷パルコなどの商業施設に設置した。販売したのは、楽な着心地で大ヒットした「ウンナナクール」のブラ「FUN FUN WEEK」。「買うのもラク。着けてもラク。」というコンセプトのもと、簡単に購入できるよう自販機での販売に至ったのだという。ワコールの広報担当者によると、利用客は「自販機で直接購入するよりも、自販機を見て興味を持ち、実際の店舗に立ち寄ってくれるケースが多かった」とか。商品のプロモーションとして、自販機展開をしたということだろう。
●オリジナルはんこ(全国のホームセンターなどで拡大中)
1本あたり500~5000円(サイズ・材質による)で、10~15分で完成。旧字体も使え、書体やレイアウトも凝れる
●傘(水道橋駅東口ほか)
自販機のキオスク「オートキオスク」では本や菓子類のほか、傘も販売。530~1000円で折り畳み式もある
●女性用下着(東京ほか)
渋谷パルコや天王寺ミオなどで、約1か月の期間限定販売。現在は道後温泉で草間彌生とのコラボブラを販売中
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=573803
●獅子舞おみくじロボット(柴又帝釈天)
門をくぐってすぐ右手にある。一回200円で、機械仕掛けの獅子舞がおみくじを口にくわえて運んでくれる
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=573898
【nom氏】
高校時代にグーテンバーガーを探す旅をして以来の自販機マニアで、メディアにも自販機研究家として登場。『ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪』では自販機編を監修。サイト「山田屋」 http://www3.famille.ne.jp/~nom/
― [自販機]偏愛(ラブ)紀行をしてみた【3】 ―
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