STAP細胞・小保方さん報道の“女子バイアス”にキレるアラサー女子たち
万能細胞「STAP細胞」の作製に成功した若き女性研究者・小保方晴子さんに関する報道が日増しに加熱している。研究成果とは関係のない報道に対しては、小保方さん本人から節度のある報道を求めて「報道関係者の皆様へのお願い」が発表される事態に。30歳という若さに加えて、巻き髪にミニスカート、ヴィヴィアン・ウェストウッドの指輪……今までの理系女子の印象を覆すような出で立ちに注目が集まってしまうのはある程度仕方ないのかもしれないが、同世代である働くアラサー女子たちも、そんな事態にはイラつきを隠せないようだ。そんなイラつく女子たちの意見を集めてみた。
「同じ立場で30歳の男性が研究で大きな成果を挙げて注目されたとしても、こんな報道のされ方はしないはず。世の中に顔を売ることが仕事のメリットになるならまだいいけど、研究の内容とは関係のないところで注目されても本人にも何のメリットもないのに!」(32歳・銀行)
「仕事の本筋とは関係のない『女』の部分で注目されたり、評価されたりして嫌な思いをすることって、もちろん彼女ほどの規模ではないけれど、働くアラサー女子なら誰でも経験したことがあると思う。だからこそ、報道を見ているとイライラする。おっさんども、ええ加減にせえよ!と」(31歳・通信)
「『ミニスカートに巻き髪で登場したら、注目されるのは当たり前。自分でも女の部分で注目されたい気持ちがあったんじゃないの?』みたいなことを言う男性も周りに結構いたんだけど、ひっぱたきたくなりますね。これって、たとえは極端かもしれないけど痴漢被害に遭った女性に『痴漢に遭うような格好をしていたあなたも悪い』て言うのと同じ発想ですよ」(29歳・広告)
そもそも、小保方さんのファッションはいわゆる「男性ウケ」を意識したものではないという意見も。
「割と強めの巻き髪にフレアなミニスカートにヴィヴィアンの指輪。フェミニンというよりゴスロリっぽい感じだし、男性ウケを意識したファッションではなくて自分のためのファッションだと思うんですよね。単純に勝負のタイミングで自分の気持ちを高めるために自分が一番好きな格好をしただけなんじゃないかなあ」(30歳・コンサル)
「今まで見たことのないリケジョ(理系女子)」という文脈に違和感を覚えるというのは自身も東大の修士課程まで進んだリケジョであるアラサー女子。
「彼女の研究成果自体は本当に素晴らしいもので、今まで見たことのないもの。でも、キャラ的にはそんなに珍しいリケジョじゃないと思いますよ。私は都市工学専門で、修士課程を終えて就職したんですが、学士課程では30人くらいの語学クラスに2人くらいはああいうゴスっぽいコがいました。そもそも女子はクラスの2~3割だから、結構な割合ですよね。なんでリケジョがゴスに惹かれるのかはよくわかんないですけど……強そうな、ソリッドな感じに惹かれるのかな?(笑)」(32歳・IT)
男性諸兄は、報道に便乗して不用意なことを言って「働く女子の歴史を愚弄している」と言われないように気をつけたほうがよさそうだ。 <取材・文/マッキーナ>
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