雑学

日本企業が求める人材は「個性のない、普通の人」

就活

本格シーズンが到来した就職活動。アベノミクス効果で企業の新規雇用への意欲は高まっているが、意中の会社から内定を得るのは至難のワザ!?

 いよいよ就活シーズンが到来。複数の会社にエントリーシートを送り、早い人では面接がスタートしているにちがいない。そこで、気になるのは「内定が取れる人/取れない人」の境界線だ。

 今回は「人事が拾う履歴書、聞く面接」の著者である佐藤留美氏に、彼女が出会った内定の女王について話を聞いた。

「その女性は、内定をもらった会社の数がなんと18社でした。でも、彼女は、喋り方も控え目で自己主張が強くなく、特別美人というわけでもない。誠実に質問に答えるが、必ずしも面白いわけではありませんでした」

 そんな彼女がなぜ18社も内定が取れたのか。佐藤氏は「個性がない」ことが、就活にとって重要な要素だと話す。

「チームワークを尊ぶ日本の会社は、まさしく彼女のような、人間として信頼できそうな、仲間として一緒に働きたくなるような、いい意味で“普通の人”こそがほしいんです。就活生はとかくエントリーシートや面接で個性を出そうと、奇をてらう傾向があります。しかし、私が多くの人事担当者に取材して出た結論は、会社組織の中で役立つ“普通の人”を求めているということなんです」(佐藤氏)

 就活生は、自己PRをするあまり、人事担当者が聞きたくもない成功体験などをとかく話がち。しかし、冷静に考えてみれば、学生の浅い考えなど社会人たる面接官が聞きたいはずもない。

「人事担当者が聞きたいのは2つだけ。ずばり“成長物語”と“挫折乗り越え話”です。この2つを繋ぎ合わせたストーリー(たとえ陳腐であろうと)を展開したエントリーシートを書き、面接での受け答えができれば、きっと内定も勝ち取れるはずです」(佐藤氏)

 佐藤氏の著書「人事が拾う履歴書、聞く面接」では、それらの具体的な事例を紹介。就活マニュアルには決して書いていない、人事担当者の生の声から導き出された就活の“答え”が書かれている。これから就活を本格スタートさせる人も、なかなか内定が取れない人も一度、佐藤氏が集めた事例を読み、自己分析をやり直したほうが就活成功の近道になるかもしれない。

<取材・文/日刊SPA!取材班 写真/flicker by Dick Thomas Johnson

人事が拾う履歴書、聞く面接

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