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地方大学の珍名学部は就職率90%!?

先ごろ波紋を呼んだ田中真紀子氏による「大学は量より質」「大学教育が低下」「就職できないことにも繋がる」といった大学新設許認可に対する発言。大学問題が注目されるなか、就活も解禁した。昨今増えた珍名学部では学生の就職状況はどうなっているのか!?

◆地方大学の珍名学部は地元就職で勝負

地方大学,就職 全国津々浦々に存在する珍名学部。その苦労は絶えなそうだが、なんと就職率はそれほど悪くないとの声も。いったいどういうことなのか。栃木県宇都宮市にある宇都宮共和大学シティライフ学部に通う健二さんはその理由をこう語る。

「有名大じゃないし偏差値も高くないけど、就職率は90%くらいだと思います。学生の人数が少ないから、学校がちゃんと面倒を見てくれるのかも。公務員になった先輩もいるし、地元だったらなんとかなる。面接で変わった学部名を突っ込まれても、『宇都宮には超詳しいです!』って自信を持って言えるし、地元の知識とかが必要とされる仕事ならいけそうです」

 さらに、同大学の子ども生活学部に通う友莉さんによれば、

「学部名からは学ぶことがわかりづらいかもしれないけど、子どもとのコミュニケーションやお遊戯などを学びます。保育士や幼稚園の先生を目指すコが多いです。先生の中には『地元に顔がきく』人も多いので、近場に就職できればそれで十分かな。できたばかりの学部だから、多くは望みません」

 比較的、地方大学に多く見られる珍名学部。学生らに就職活動の不安を尋ねても、「地元には強い」とみな口を揃える。松蔭大学観光メディア文化学部に通う正広さんは、そのメリットをこう強調する。

「県内の学生も多いので、学生同士や地元に強い先生たちの“地元の繋がり”や、ツテが使える。だから頭を下げれば、最終手段として地元の土建工事の会社に職人として入社することも可能です」

 人と人の繋がりや地元に根付くこと。奇抜な名前とはまるで無関係だが、地方大学ならではの意外な強みもあるようだ。

― [珍名学部出身者の就活]悲喜こもごも【1】 ―




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