雑学

「中華タブレット」激安6980円の実用性を検証する

長く続いた不況は、我々の生活に激安カルチャーを浸透させた。一方、アベノミクスがもたらした好景気によって、プチ贅沢の機運も盛り上がりつつある。もはや「激安ならなんでもOK」な時代は終わったのだ。「いい激安」と「ダメな激安」を見極める目が問われている今だからこそ、本当にお得な激安商品とは何なのかを検証する!

◆デジタル系ライターがお試し『中華タブレット』6980円

中華タブレット 秋葉原に中華タブレットが出回るようになったのは’10年頃から。当時は頻繁にフリーズするような粗悪品が多かったが、購入層が一般まで広がった現在は店側もクレームを恐れてマトモな製品しか扱わなくなっているという。一方で生産量は増えているため、低価格ぶりはむしろ加速しており、6000円台で買える新品もザラ。今回も台科技の8型タブレット「P81HD」が6980円で買えた。

 フル充電して使ってみると、確かに強制再起動もなければフリーズもない。店側の処置で最初から日本語表示になっており、操作も迷わなかった。ホームボタンが物理的に張り出しているのが野暮ったいが、逆にアナログ家電みたいな安心感がある。あとは日本語入力アプリなどを入手すれば最低限の環境は整いそうだ。……サブや実験用のタブレットとしては。

 普通にメールやネットを見るメインのタブレットにするには、動作がもっさりしすぎていてとてもツラい。スマホの感覚でテキスト入力するとあっという間に数文字渋滞するし、アプリの強制終了もたびたび起きる。CPUがシングルコアなのである程度は仕方ないが、タッチの認識も悪く、ブラウザでリンクを押す際に数回やり直しを強いられるのは当たり前。マトモといっても「中華タブレットの範囲内で」というわけだ。1024×768ドットの解像度や、8GBのストレージ容量を気にするどころではない。

 ごく普通の使い方をするなら、2万円ちょっとプラスしてグーグルの7型フルHDタブレット「NEXUS7」を選ぶほうが断然お買い得。3万円以上プラスして新型「iPad mini」を買うのも悪くない。安いからといって、何も日常的に触れる道具に足かせをつけることはない。筆者なら、新年会のビンゴ大会で当たっても、喜ぶふりをして家に帰ったら捨てる。(ライター・古田雄介)

【オススメ度0】☆☆☆☆☆☆
初心者が触れると、タブレット全般への関心を奪う危険がある。動作保証外のカスタムをしたり、動作の遅さを愛でたりするようなマニア向き

― 噂の[激安商品]を試した!【4】 ―




おすすめ記事