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この内容で1万2000円!異様にお買い得な「Fire HD 8タブレット」の使い勝手は?

 2020年5月、Amazon.co.jpから第10世代となる「Fire HD 8タブレット」の新モデル3機種が発表された。そのなかの上位モデル「Fire HD 8 Plus」が異様にお買い得だったので、深く考えずに購入してしまった。今回は、この「Fire HD 8 Plus」の使い勝手とコスパについて紹介しよう。

価格はiPadの最安モデルの約3分の1!

「Fire HD 8 Plus」と同梱されている充電器とUSB Type-Cケーブル

「Fire HD 8 Plus」は、8インチディスプレイを搭載したタブレット端末だ。解像度は1280×800ドットで、本体サイズは202×137×9.7mm、重量は355gとなっている。CPUは2GHzクアッドコアを搭載し、メモリは3GB、ストレージは32GB備えている(64GBモデルもある)。OSはAndroidをベースにしたFire OSとなり、一般的なAndroid端末とは異なる。USBはType-Cに対応しており、MacbookやAndroidを中心に、Type-Cの環境を構築している人にはありがたいところ。さらにMicroSDカードスロットも備え、最大1TBのメディアに対応する。  このように充実した内容にもかかわらず、価格が驚きの1万1980円。iPadの最安モデルの3万4800円と比べて、約3分の1の価格となっている。しかも筆者は、後述するワイヤレス充電スタンドとセットで購入したので、そのぶん割引になり、本体だけなら税込1万824円とさらに安く購入できた。

「Google Play」は使えないけど……

 ブラウザやメール、写真のアプリは標準搭載されているが、目的に応じたアプリは搭載されていない。OSが異なるので、通常の「Google Play」は利用できないものの、Amazonが「アプリストア」で用意しているアプリならインストールできる。この「アプリストア」でいろいろなアプリが公開されているので、ひと通りのことはできる。

「アプリストア」からアプリを追加できる

 Netflixやhulu、GYAO!、ABEMA、YouTube.comをはじめとしたアプリがひと通り揃っているので、動画コンテンツも存分に楽しめる。解像度はそこそこだが、以前のFire HD 8と比べると、コントラスト比は1000:1、輝度は400nits(ニト)に向上しており、十分な画質と言える。また、想像以上に音質がいいのも驚いた。音楽も動画もいい音で楽しめるのはうれしいところだ。

YouTubeも楽しめる

 また電子会議アプリ「Zoom」も用意されている。「自宅からZoomに参加するときはスマホを利用するしかなかった」、という人なら、8インチとはいえタブレットのほうが圧倒的に使いやすいし、見やすくなる。カメラの画質は2Mピクセルで、リアカメラはHDビデオ録画が可能。もちろん、音質も上々だ。

Zoomでの電子会議も可能だ

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アレクサも使える
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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