激安!1万円・韓国ツアーに行ってみた
―[噂の[激安商品]を試した!]―
長く続いた不況は、我々の生活に激安カルチャーを浸透させた。一方、アベノミクスがもたらした好景気によって、プチ贅沢の機運も盛り上がりつつある。もはや「激安ならなんでもOK」な時代は終わったのだ。「いい激安」と「ダメな激安」を見極める目が問われている今だからこそ、本当にお得な激安商品とは何なのかを検証する!
◆韓国通ライター・小野田衛氏がお試し『韓国ツアー2泊3日』燃料込1万500円
韓国や台湾といったアジア諸国へのツアーが、すさまじい価格破壊を起こしている。激安ツアーを扱う旅行代理店のHPを覗くと、時期によってはソウル2泊3日が5500円といった信じがたい料金が並ぶ。燃料サーチャージ約5000円を足しても1万円ちょっと。いったい、どうなっているのか?
「航空会社もホテルも団体割引によって極限まで値段を下げています。たとえば1泊1万円クラスの部屋なら、2000円くらいまで叩くこともザラ。それでも空き部屋ができるよりはマシと考えているのでしょう」(旅行代理店社員)
さて、そんな激安ツアーに実際に申し込んでみた(今回は申し込んだのが直前&年末年始だったため、2泊3日で1万800円とやや割高になってしまったが、旅程は前述の料金のツアーとほぼ同じ)。
この料金なら、ホテルにもサービスにも最低限のことしか期待できないだろうと思いきや、旅は快適そのもの。送迎や段取りの説明もすこぶる丁寧。激安ツアーお約束の「免税店立ち寄り」もあったが、何も買わずに1時間を喫茶店で潰す。ウザい呼び込みなどもまったくなかった。
そしてホテルである。これが立地抜群で、ソウルを代表する繁華街である明洞駅(日本でいうと原宿・渋谷のイメージ)から徒歩20秒という便利さ。部屋も極めて清潔で、空調なども完璧。もちろんシャンプーやタオルなどもきちんと揃っているし、Wi-Fiやテレビもバッチリだ。このホテル、通常は1泊1万~1万7000円ほどするのだという。かつては「廃墟みたいなホテルに泊まらされる」なんて話も聞いたが、今回は拍子抜けするほど快適だった。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=586028
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