スポーツで復興支援!野球好きのための体験型イベント
「オープン・スロピ@東京」。スロピとは、スローピッチ・ソフトボールの略である。
「軟式野球のないアメリカでは、草野球と言えばスロピのこと。ルール上、ピッチャーは山なりのゆるいボールしか投げられません。それを思いっきりカッとばすのがスロピの醍醐味です」と語るのは、今回のイベントを主催するスロピ球団・綱島ボブルヘッズの鳴尾浜トラオさん。
「子供の頃の放課後野球を思い出してもらえればわかると思いますが、野球というのは本来、打って楽しむ遊びなんです。私たちがやっているアメリカンスタイルのスロピは、ゴムではなく革ボール、つまり硬球を使っていますので、打ったとき、捕ったときの気持ちよさはバツグン。一度体験したら病みつきになりますよ」
前回、大阪で開催した際には、まったくの初心者も含め十数人が参加。なんと7割は女性だったというから驚きだ。
「実はそれが震災翌日の3月12日だったんです。中止にするかどうか悩みましたが、大阪にいて今すぐできることは何もない、元気な人が元気な日常を送ることは悪いことではないと思い、参加予定の皆さんにそう呼びかけました。結果として本当にやってよかったと思います。そして、微々たるものでしたが、イベントの収益金を募金しました」
今回のイベントも、収益は復興支援のために寄付することになっている。
「綱島ボブルヘッズというチームは、コラムニストの綱島理友さんのWEBサイトから発生したこともあり、メンバーは全国にいます。仙台にも、盛岡にもいます。被災した皆さんが気力を振り絞って復興をめざすなか、子供たちの元気さがどんなに大切かという話も聞きました。そこで、被災地の子供たちにスポーツ用品を贈る活動をされている『わんぱく復興プロジェクト』を支援しよう、と。私たちは野球を見るのもするのも大好きな人間の集まりです。ですから、楽天イーグルスの嶋選手会長の『見せましょう!野球の底力を』という言葉には素直に感動しました。同じ心でこの支援に取り組みたいと思っています」
今後もオープン・スロピのイベントを通じて、全国に支援の輪を広げていきたいというトラオさん。草野球チームでバリバリやるほどの時間も体力もないけど、ちょっと野球で遊びたいというアナタ、試しに参加してみては?
★イベントの詳細は、「オープン・スロピ@東京」公式ブログ
http://sports.ap.teacup.com/slopi/ をご参照ください。
取材・文/新保信長
震災の影響で開幕が遅れたプロ野球も、交流戦真っ只中。ビール片手に白熱したゲームを観戦し、盛り上がった勢いでバッティングセンター行っちゃった……なんて野球好きは少なくないだろう。
そんな野球好きにぴったりのイベントが6月19日(日)に開催される。その名も
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