スマホユーザー5万5000人の満足度調査。3キャリアで圧倒的1位は?
先日、日経BPコンサルティングが発表した「第3回全国LTE/4Gエリア調査」では、iPhone・Androidともに、データ通信速度ダウンロード1位はドコモ、アップロード1位はソフトバンクという結果だったが、その少し前に実施された全国5万5000人を対象とした大規模な「スマートフォンユーザーのネットワーク利用実感に関する満足度調査」では、「エリア」、「通話品質」、「通信品質」の3項目と、自宅内、移動中などの5つの利用シーンのいずれもドコモが満足度1位だったのはご存じか?
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同調査は、今年4月11日から4月22日にかけて全国47都道府県の15歳~59歳のドコモ、au、ソフトバンクのスマホユーザー5万5000人に対して、「エリア」、「通話品質」、「通信品質」の3項目と、自宅内、移動中などの5つの利用シーンにおける満足度を尋ねたもの。Webアンケートにより、ネットワークのエリア満足度、通話品質満足度、通信品質満足、利用シーン別満足度について「満足」、「やや満足」、「どちらともいえない」、「やや不満」、「不満」の5段階評価で行われた。その結果、ドコモは、「エリア」で46都道府県、「通話品質」で43都道府県、「通信品質」で45都道府県において1位という圧倒的な強さを見せたのだ。
「エリア」については3キャリアとも満足度が高く、ドコモは「やや満足」も含めると約8割が満足傾向を示し、次いでauが約7割、ソフトバンクが約6割だった。いずれの通信事業者においても「エリア」に対する不満傾向は1割前後で、「エリア」に対する満足度はどの事業者も総じて高い。都心に限らず地方でも、通信環境が改善していることが読み取れる。
ここで特に注目したいのが、同調査では、回答者の仕事などの属性別の満足度を分析した結果、会社員、専業主婦、大学生、中高生の主要な4つのユーザー層において、「エリア」、「通話品質」、「通信品質」の3項目すべてにおいてドコモが優位だったこと。会社、学校、自宅はもちろん、生活行動や行動範囲の異なるユーザー層が満足傾向を示している。
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またドコモは、「自宅内」、「職場/学校」、「移動中」、「街中の商業施設/レジャースポット」、「旅先の宿泊施設/観光スポット」の5つの利用シーンすべてにおいても優位性を示している。「職場/学校」、「移動中」、「街中の商業施設/レジャースポット」など、平日はほとんど自宅におらず、1日に居場所を何度も変える会社員や学生からも、「エリア」、「通話品質」、「通信品質」の3項目で満足傾向にあるという意味は大きい。移動しながらスマホを使っていて通話や通信が途切れるようでは、高い満足度は得られないだろう。
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通信速度はもちろん、利用実感に関する満足度も強いという結果から、3キャリアのなかで、いち早く通話完全定額制をスタートさせるドコモの本気が垣間見れる。 <文/日刊SPA!取材班>
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