元SKE48平松可奈子がWEBショップをオープン メインテーマは「私に魔法をかけて」
元SKE48の平松可奈子が完全プロデュースする、セレクトブランド『PEAUFINER』(以下、ポフィネ)のWEBショップが7月15日よりオープン。日刊SPA!ではブランド立ち上げに至った経緯からポフィネにかける思いを平松可奈子本人にインタビューした。
――WEBショップオープンおめでとうございます。そもそもセルフブランドをどうして立ち上げようと思ったのですか?
実は自分のブランドを立ち上げることは高校生やSKEにいたときから視野にあったんです。SKEを卒業してまず何をしたいかを考えて、ファッションの分野に行きたいと思いました。タレントとしてファッション本を出せる存在になりたいという目標を立ているんですが、今年、雑誌「LARME」や「CUTiE」でモデルをさせていただいたり、ニットブランドの「縷縷夢兎」のモデルやスイーツアーティストのKUNIKAさんの個展モデルなどをやらせていただいたりしたんです。段階的にファッションの仕事もさせていただけて、自分でも手ごたえを感じられるようになってきたなか、スタッフさんの計らいでチャンスをいただけて、セレクトショップを立ち上げさせてもらえることになりました。
――なぜセレクトショップをWEBで展開しようと思ったの?
私、名古屋出身なのでファッションに興味があっても、東京に行かなきゃ買えないものが結構あったんですよ。ハンドメイドで作っているアクセサリーとか、ラフォーレ原宿とかの期間限定ショップで売られているものとなると名古屋から簡単に行けるわけじゃない。「すっごいかわいい」と思っても手に入りにくい状況を痛感してきました。だから、どうしたら全国の人がかわいいと思ったものを手に入れることができるのかなって考えたときに、私が提供する場所に私がいいと思ったアーティストさんやブランドをWEBショップに集めればいいと思ったんです。集めればいろんな人の夢も担げるし、たくさんの人がこんなかわいいものがあるんだって発見していただくことができるので。そもそもアイドルからファッション関係にいった人は少ないですし、ブランドを立ち上げるにしても、自分はまだ未熟なので実際の店舗を持つのは大変ですし、WEBのセレクトショップがいいなって。
――「ポフィネ」という言葉に出会ったキッカケは?
名前自体は「ブランドの名前を決めとけば実現に向かって進むだけだ」って高校生のときから暖めていた言葉なんです。「ポフィネ」はフランス語の「仕上げる」って意味の言葉なんですが、ありきたりな英語とかではなく、ちゃんとストーリー性がある言葉がいいなと思ったときに、調べて見つけたのが「ポフィネ」で。「お化粧の仕上げ」という意味もあって、自分のコンセプトにあっていると思ってそうしました。SKEのときにも自分がデザインしたものをブログに上げたときは実は「ポフィネ」って書いてあったんですよ。
――SKEにいた当時はそういう話をする機会はなかったですもんね。こういった活動を始めて得たものや気づいたことってあります?
アイドルのときは団体行動で、そのなかで自分の個性を出すことが難しくて。私はファッションで個性を出しかったたけど、アイドルは黒髪で清楚がいいってイメージもあって、自分をうまくアピールできてなかった。でも、今は自分が得意とする分野で自由に表現ができる。ブランドさんやアーティストさんとちゃんと個人として関われるし、言葉を交わして思いを伝えられるし、「ポフィネ」の立ち上げに周りの人がどれだけ動いてくれているかも目の当たりにできた。アイドルのときは用意されたものが当たり前にあって、誰が関わっているかわからないままステージに立つこともあったけど、今はどれだけの人が動いて、遅くまで仕事をしてくれているのがわかる。そういう人たちの思いもストレートに伝わってくるのですごく頑張れます。私、昔はネガティブで前に出るのが得意じゃなかったけど、周りの頑張りを知れるから、今は自信にも繋がって。私のために頑張ってるくれる人がいるなら「自信ないです」とか「私にできますかね?」ってマイナスな発言しちゃいけないなって。そしたら最近「前向きになったね」とか「明るくなったね」って言われるようになりました。一つのことをやる大変さとかあたりまえにあることの裏側が見える環境にいることがすごくいいなって思います。
――確かに活力に満ちあふれてる感じがします。
エネルギーがありすぎて時間に関係なく、「ここはこうしてほしい」とか無理なお願いをバンバン投げちゃうんです。でもそれにみんな応えてくれて。だからこれだけ自信の持てるものを提供できる。本当にうれしいですね。
――そのぶん責任もありますね。
へへへ。責任も大きいし不安な部分もありますけど、でもチャレンジしてみなきゃはじまらないから。
――チャレンジしやすくなりました。
そうですね。
――逆に大変な部分はないの?
あんまり感じずにきました。やっとやりたいことができたので大変さは感じなくて楽しさが強すぎました。もっと打ち合わせや仕事を入れてほしいです。うまくいくかとか、世間の人の目は気になりますし、人の夢も巻き込んでしまったから自分が世に知られる人にならなきゃいけないし、っていういろんな不安や葛藤もあったけど大変さは感じなかったです。周りで支えてくれた人のほうがきっと大変だったはず(笑)
――男性にはなかなか「ポフィネ」は縁遠い気がするのですが、男性へのオススメポイントは何かありますか?
ファンの人にも「買うのが男性でもいいんですかね」って言われることがあるんですが、まずはサイトを覗き見してください。普段女のコの店に入ってじっくり見ることなんて、彼女のプレゼント選ぶ時でも勇気がいる行動だと思うんですよ。だから、じっくり女のコの部屋を覗き見する感覚で見てほしい。男の人からプレゼントって簡単にはしづらいと思うけど、せっかく見にきたからプレゼントを買って誰にあげようとか、家族や女友達への贈り物にするとか、それがキッカケで付き合いはじめましたとか、なにかのハッピーが生まれたらいいなって思います。
――最後に伝えたいことがあればお願いします。
「ポフィネ」のメインテーマが「私に魔法をかけて」なんです。女のコって自信がないコが多いと思うんです。これから外に出て行くのに部屋のなかでまだ着替えてもなくて、でもアクセサリーを一個つけることでお守りみたいに気持ちが変わる女のコが多いと思う。自信がなくても「ポフィネ」の商品をつけることによって、最後の仕上げになれたらいいなと思っています。
「ポフィネ」という自信を身につけた平松可奈子。“魔法の力”で今後の活動にも発展があることを期待したい。
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<取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/西田周平>
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