女子がときめくのは、イケメンか否かではなく「好みかどうか」
【週刊SPA!連載 痛男!(イタメン)】
―『負け美女』のオトコ観察絵日記 犬山紙子 ―
◆新番組『BF会議』の収録で発見した4つの真理!
日本で一番かわいい女の子はセブンティーンモデルだと常日頃思っていたのですが(今活躍してる女優さんもセブンティーン出身多いし)、先日セブンティーンモデルの新川優愛ちゃんと仕事をすることに。やはり、そのかわいさ尋常じゃない。顔がかわいいのは当たり前で、顔の小ささ手足の長さ、どれをとっても完璧。学校で一番かわいいとかそんなレベルじゃない、500万人に一人とかそのレベルなわけです。すると「こんなかわいい子ナマで見れたからいつ死んでもいいかも」と思ってしまいまして。超絶かわいい女の子って、フランダースの犬で言うルーベンスの絵のようなものなんだなと思った次第です。
さて、そんな優愛ちゃんと、これまた最高に可愛いE-girlsのamiちゃんとともに新番組『BF会議』が先日始まったんですが、これは「イケメンが女をドキッとさせるであろう演技をしたVTRを見て、どれだけときめいたかをみんなで話し合う」というもの。女性グラドルが視聴者を彼氏に見立てて話しかけてくれるDVDの男版って感じです。男性のみなさんは「しょーもねーなー」と思うかもしれませんが、これが結構面白いんですよ。男の好みがバラバラな女3人で話していると、ときめくポイントは違うわけですが、そこから見えてきたこともちょっとありまして。
まずは、「イケメンだったら誰でもときめくわけではない」ってこと。当たり前なのですが、イケメンが結構ボロクソに言われますからね……。「怖い」「オラオラの意味を間違ってる」「去り際が変」とか……。
でも、好みのタイプの男子が何かやると、それが痛くてもかわいいと思ってしまうこともあり、結局イケメンか否かではなく、「好みかどうか」なんだなと思ったわけです。人間、顔面偏差値70だけどタイプじゃない人と顔面偏差値45だけどタイプの人の場合、後者に軍配が上がる世の中なんですね。顔そのものを似せるのは結構難しいけど、雰囲気でそう仕上げることはできますから、ぜひ狙っている女性の好みのタイプに擬態することをオススメします。
あと、全体的にウケが悪かったのが「趣向を凝らしすぎたもの」。告白文が縦読みになってるとか、ジャンケンでもし勝ったらお前のこと誘うわとか。女性って、男性に対して「ああ、この人すごい考えたんだ……」って思うと冷めちゃうんですよね。
でも、同じ「趣向を凝らす」でもサプライズならOKだったりもします。実はぬいぐるみの中にメッセージが入ってるとか、いつもの彼の車だと思って乗ったら飾りつけがしてるとか……。何か趣向を凝らしたいタイプの人はそれをサプライズにして発揮させるとよいかもしれません。
そして、最後は「オラオラ系が好きと言ってる女にはむしろ弱い部分を、草食系が好きと言ってる女には男らしい部分を見せるのが効く」ということ。これは好みのタイプ×ギャップという最強タッグのテク。だから、オラオラ系好きの女子に、草食系男子が弱いところを見せても全く意味がないのですが、オラオラ系のイメージをつけた後に、積極的に“弱み”でギャップを見せるのは最高に効果があるんですね。
女の子が「オラオラ系が好き」と聞くと、よかれと思ってずっとオラオラを気取ってしまうものですが、そこからさらにギャップを見せられるかどうかが、モテるモテないのカギになるのでは、と思った次第。
以上、収録を4回終えての感想でした。今後も気づいたことがあったらここで報告しようと思いまーす!
【犬山紙子】
エッセイスト。単行本デビュー作『負け美女』(マガジンハウス)で注目を浴びる。著書に『高学歴男はなぜモテないのか』(扶桑社新書)ほか。この秋にはMCを務める深夜バラエティ『BF会議』(テレ朝・毎週火曜)がスタート
※「痛男!」は週刊SPA!にて好評連載中
『高学歴男はなぜモテないのか』 すべての男性に伝えたいコミュニケーション力のツボ |
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