更新日:2014年11月14日 09:24
エンタメ

マキタスポーツ「水曜日のカンパネラのコムアイは“エロくない壇蜜”だ」

鹿のポーズを取るマキタスポーツ氏(左)とそれを捌くポーズを取るコムアイ氏

鹿のポーズを取るマキタスポーツ氏(左)とそれを捌くポーズを取るコムアイ氏

 鹿の解体や「主演・歌唱担当」のコムアイ氏の奇抜なパフォーマンスが話題を集め、ライブでの観客動員を着々と伸ばしてきた「水曜日のカンパネラ」。これまではライブシーンでの注目度が先行している感があったが、11月5日に発売されたニューアルバム『私を鬼が島に連れてって』はタワーレコード各店でのチャートアクションも好調、新宿店では3位に入るなどここにきてCDセールス面でも話題沸騰中だ。  かねてよりSPA!は特に「鹿の解体」方面で水曜日のカンパネラに注目してきたが、同じくSPA!が9年前から注目してきたマキタスポーツ氏のラジオ(『マキタスポーツ 土曜もキキマスター!』/ニッポン放送/毎週土曜日 午後7時~午後9時)にゲストとして登場するという。これは見逃せない! ということで、11月8日に放送された同番組の収録に潜入。マキタ氏とコムアイ氏の初邂逅を見届けてきた。  普段は生放送の同番組だが、この日はマキタ氏の仕事上の都合で収録に。生放送を終えたマキタ氏と、これまた別のラジオ局に出演してきたコムアイ氏が初対面したのはニッポン放送の喫茶室。簡単なあいさつだけでその場は終わり、いざ本番へ。  最初は水曜日のカンパネラというユニットの結成秘話など、多少は音楽番組らしい話を展開していたが、コムアイ氏の趣味である鹿の解体の話がはじまると、マキタ氏のツッコミもどんどんと切れ味を増し、会話がスイングしていく。鹿の皮を剥くときのエピソードを熱弁するコムアイ氏に対し、「途中からすごい『皮剥ぎあるある』みたいな感じで喋られてますけど、『ないない』ですから。『猪のほうが田舎っぽいじゃないですか』みたいな感じで委ねられても、その違いはわからないですから(笑)」とツッコむマキタ氏。どんどんと会話は互いにフランクになっていき、22歳のコムアイ氏と44歳のマキタ氏の距離がぐんぐんと近づいて行く。 「ひとつも音楽の話が出ないし、なんか目の前に『ポケットテンガ』を俺へのプレゼントって持ってくるし」とマキタ氏が振ると、話題はコムアイ氏が持参したポケットテンガに(ちなみにこのポケットテンガはコムアイ氏が出演した音楽イベントで観客に配られたもので、普段からコムアイ氏がテンガを持ち歩いているわけではないと思われる。念のため)。 「女のコに大人のおもちゃをもらうのってどうなんですかね? 軽いセクハラじゃないですか」(コムアイ氏) 「確かにこれを『いらねぇよ』って強く言えない自分がここにいるよね。その程度のセクハラだったら、僕は年中受け付けたいですね」(マキタ氏) 「あたしには使い道がないんで、差し上げます」(コムアイ氏)  番組の後半でもコムアイ氏が高校時代のキューバ旅行の話を熱くしているところに、「で、キューバに行ったことはアーティスト活動に何か影響がありましたか?」とマキタ氏が音楽の話題に引き戻そうと試みるも、コムアイ氏はたった一言「まったく」とばっさり。さらに、ようやくニューアルバムの告知も終わったところに、コムアイ氏が突如、「今後、水曜日のカンパネラはどうしていったらいいですかね?」とぶっこむ。
コムアイ氏(左)とマキタスポーツ氏

コムアイ氏(左)とマキタスポーツ氏

「それ、収録終わったあとにゆっくり話しましょ。わかるよね? 僕が今、締めようとしているときにそんな高カロリーな話題を突っ込まないでくれる(笑)? けっこう、カロリー高い話を終盤にぶち込むっていうのは、ちょっとわけがわからない。やっぱり、あんまり空気とか読んでくれない感じが素敵だと思いますよ、はい」(マキタ氏)  こうして、ブースの外も常に笑いが絶えない収録は終了。普段にも増してハイテンションなコムアイ氏は「楽しかった!」との感想を残し、ニッポン放送を去って行った。  さて、その他の番組収録も終わったのち、喫煙所でタバコを吸いながらマキタ氏に今日の感想を聞くと、「面白いコだねぇ。話の回転も速くて頭がいいよね。なんか、話してて“エロくない壇蜜”みたいな感じがしたよね」とのこと。今回は「鋭利なツッコミ」対「天然」という様相を呈したマキタ氏とコムアイ氏とのバトルだったが、2回戦、3回戦目にも期待せざるを得ない。 ※ニッポン放送『マキタスポーツ 土曜もキキマスター!』(毎週土曜日 午後7時~午後9時)、次回放送は11月15日(土)。ゲストにはHYを迎える。 http://www.1242.com/kikimaster/ 取材・文/織田曜一郎(本誌) ※おまけ 次ページからは、マキタスポーツ氏とコムアイ氏の掛け合いのドライブ感がわかる、放送文字起こしを対談原稿化したものも掲載! 長い! 飽くまで「おまけ」なので、読む場合は覚悟して読むべし! ⇒【次ページ】https://nikkan-spa.jp/747741
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